そして、異次元の少子化は続く―18歳意識調査 : 「必ず子どもを持つと思う」女性、わずか10%
家族・家庭 社会 教育
世界の中でも特に少子高齢化が進展している日本。岸田文雄首相は2023年の年頭記者会見で「異次元の少子化対策に挑戦する」と述べた。日本財団が実施した17~19歳の若者を対象に実施した意識調査で、「将来、必ず子どもを持つと思う」と答えた女性はわずか10%。異次元の少子化が続く予感。
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世界の中でも特に少子高齢化が進展している日本。17~19歳の1000人を対象に実施した日本財団の「18歳意識調査」で、少子高齢化についてどう感じるか聞いたところ、女性・男性ともに7割を超える人が「危機感」を抱いていた。
しかし、「将来子どもを持ちたいか」聞いたところ、「持ちたい」「どちらかといえば持ちたい」の合計は女性・男性ともに6割前後にとどまった。さらに、「実際に子どもを持つと思うか」の問いに対して、「必ず持つ」は女性はわずか10.0%、男性14.7%だった。
「子どもを持つ上での障壁」「子どもを持たない理由」を聞いたところ、女性の方が子育てについて金銭的、精神的な負担をより強く感じていることが明らかになった。
「現在18歳前後の世代と比べ、今の時代に生まれる子どもが経済的にどうなるか」聞いたところ、女性5割、男性の4割強が「今より貧しくなる」と回答。明るい未来が期待できないことも、子どもを持つことに二の足を踏む要因の一つなのかもしれない。
バナー画像 : PIXTA