非婚の時代を生きる ―18歳意識調査 : 「必ず結婚する」女子は13.7% 、1人でいる気楽を選びたい?
家族・家庭 社会 教育
「社会人となり、結婚して子どもができ、やがてはマイホームを手に入れたい」―かつては多くの人が共通してイメージするライフデザインがあった。価値観が多様化し、格差も顕在化した現代においては若者が描く未来像もさまざま。日本財団が実施した18歳意識調査で、「必ず結婚するだろう」と考える女性はわずか13.7%だった。
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日本財団が17~19歳の1000人を対象に実施する「18歳意識調査」で、「将来結婚したいか」聞いたところ、女性・男性ともに「したい」が4割超、「どちらかといえばしたい」を含めれば6割超の人が結婚を望んでいた。
しかし、「実際に結婚すると思うか」の問いに対して、「必ずする」は男性19.2%、女性は13.7%にとどまった。
結婚を「必ずする」「多分する」と回答した人に理由を聞いたところ、女性・男性ともに「好きな人と一緒にいたい」が6割を超えたが、「子どもを育てたい」は女性44.2%、男性36.3%。今や、結婚と子育てが必ずしも結びついていないことが浮き彫りとなった。
結婚を「多分しない」「絶対しない」と回答した人の理由を聞いたところ、男性は「パートナーがいない、見つからない」が47.3%で最多。一方女性は、「1人でいる方が精神的にラク」52.3%が、「パートナーがいない、見つからない」44.1%を大きく上回った。さらに、女性は「子どもを育てたいと思わない」36.9%、「自由を失いたくない」35.1%、「家庭よりも優先したいことがある」22.5%など、男性よりも「しないメリット」を積極的に評価しているようだ。
バナー画像 : PIXTA