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アツアツあんこがおいしいアレの名前は? : 「大判焼き」「今川焼き」が二大勢力
食 社会
「焼きたての “御座候” 買ってきたよ!」。聞きなれない菓子の名前に、いったい何かと友人からの差し入れの袋を開けると、中に入っていたのは「今川焼き」だった。朝ドラでは「回転焼き」と呼んでいた。冬においしいアレ、あなたはなんと呼びますか?
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寒い季節、鉄板で焼き立て、中のあんこがアツアツでおいしいアレの名前は?
スマートフォン向けアプリを提供するSELF(本社新宿区)が、アプリを通じて「菓子の呼び名」に関するアンケート調査を実施。回答者4152人中、「大判焼き」1360人、「今川焼き」1296人がきっ抗した。
2021年放送のNHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で主人公が焼いていたのは「回転焼き」。こちらは428人で3番手だった。
回答者の出身地域別に分類すると、北海道では「おやき」が7割を超える最大勢力。「今川焼き」の呼び名は全国的に広がってはいるが、存在感が大きいのは関東。実はJR線神田駅(東京都千代田区)東側の神田今川橋付近で江戸時代にこの菓子を売る店があり、地名にちなんで「今川焼き」と呼ばれていたという。
近畿地方は「回転焼き」が27%でトップだったが、「大判焼き」「御座候」「今川焼き」も得票数を伸ばし群雄割拠状態。「御座候」は兵庫県姫路市でこの菓子を製造する会社の名前。兵庫県人には、会社名=菓子の名前として定着しているようだ。
バナー写真 : PIXTA