野球の日本男子「侍ジャパン」が世界ランクで1位をキープ:23年は3月にWBC開幕へ
スポーツ
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が12月末に最新の世界ランキングを発表し、野球男子で日本が1位の座を維持した。
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2位はチャイニーズ・タイペイ(台湾)、3位は「WBSC U-12」の国際大会で優勝した米国、4位は韓国、5位メキシコとなっている。
WBSCランキング トップ10(2022年12月末)
前回比 | ||
---|---|---|
1 | 日本 | |
2 | 台湾 | |
3 | 米国 | △2 |
4 | 韓国 | ▼1 |
5 | メキシコ | ▼1 |
6 | ベネズエラ | △1 |
7 | オランダ | △1 |
8 | キューバ | △1 |
9 | ドミニカ | ▼3 |
10 | オーストラリア |
(前回ランキングは21年12月末時点)
「侍ジャパン」の愛称で知られる日本は、これまで「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で2度優勝。2021年の東京五輪でも金メダルを獲得するなど、国際大会で輝かしい戦績を誇っている。世界ランキングは、U-12からトップレベルまでの代表チームの、WBSCが公認する世界大会での4年間の成績をポイント換算したもの。最新版では2019年から22年の成果が反映されている。
主要な野球強豪国・地域のランキング推移は、下図の通り。日本は14年から8年連続で1位の座にある。
野球ではWBSCが主催する国際大会のほか、メジャーリーグベースボール(MLB)機構とMLB選手会により結成されたワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)が主催するWBCの知名度が高い。2006年からこれまでに4回開催の歴史があり、日本は第1回、第2回と続けて優勝している。
WBCの結果
2006年
決勝 | 日本 10-6 キューバ |
準決勝 | 日本 6-0 韓国 |
キューバ 3-1 ドミニカ |
2009年
決勝 | 日本 5-3 韓国 |
準決勝 | 韓国 10-2 ベネズエラ |
日本 9-4 米国 |
2013年
決勝 | ドミニカ 3-0 プエルトリコ |
準決勝 | 日本 1-3 プエルトリコ |
ドミニカ 4-1 オランダ |
2017年
決勝 | 米国 8-0 プエルトリコ |
準決勝 | プエルトリコ 4-3 オランダ |
日本 1-2 米国 |
WBCは、第5回大会がいよいよ2023年3月開催予定。世界20カ国・地域の代表チームが参加し、まず日本、台湾、米国で予選ラウンドを行う。
2021年12月末に発表された女子野球の世界ランキングは下図の通りで、こちらも日本が1位を維持している。WBSCによると、最新版は23年中に更新される見通しだという。
WBSC女子野球ランキング トップ10(2021年12月末)
1 | 日本 |
2 | 台湾 |
3 | カナダ |
4 | 米国 |
5 | ベネズエラ |
6 | ドミニカ |
7 | キューバ |
8 | オーストラリア |
9 | プエルトリコ |
10 | 韓国 |
(最新ランキングは23年中に発表予定)
バナー写真:野球日本代表「侍ジャパン」の新ユニホームを着用し、ポーズを取る日本ハムの伊藤大海(中央右)、ヤクルトの村上宗隆(同左)ら=2022年1月13日、東京都港区(時事)