海外での日本語学習者、コロナ禍で微減―国際交流基金調査 : 国・地域別でトップは中国の105.7万人
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新型コロナウイルスの感染拡大、海外での日本語教育にも影響。民間の語学学校などでの学習者が減少。
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国際交流基金の「海外日本語教育機関調査」で、2021年度に日本国外で日本語を教えている教育機関数は前回18年度調査から2.1%減の1万8272校、学習者数は同1.5%減の379万4714人。教師数も3.5%減の7万4592人といずれも微減となった。
地域差はあるものの、学校教育段階における日本語教育は、機関数、学習者数、教師数ともに総じて堅調な動きだった。一方で、民間の日本語学校や大学等が設置する学外者向けの日本語講座などは新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、機関数も学習者数も減少した。
国・地域別で学習者数が最も多かったのが中国の105万7318人で、18年度調査より5万2693人(5.2%)増。一方、3位の韓国は前回調査より6万1177人(11.5%)減の47万334人だった。
日本語学習の目的・理由を聞いたところ、「日本語そのものへの興味」「アニメ・漫画、Jポップ、ファッション等への関心」がそれぞれ約60%。歴史、文化、芸術等への関心が47.9%で続いた。
バナー写真 : PIXTA