女性の9割、たばこの煙「不快」―内閣府調査 : 屋外喫煙所にも厳しい目
健康・医療 社会
一昔前に比べると路上禁煙対策が進み、歩きたばこをしている人を見かけることは少なくなったが…非喫煙者はちょっとの煙に対しても神経質。限られた場所に集中する喫煙者にも、厳しい目が注がれている?
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内閣府が実施した「たばこ対策に関する世論調査」で、周囲のたばこの煙を「不快に思う」「どちらかといえば不快に思う」の合計は83.3%だった。特に、女性は89.6%が不快と回答した。
不快に思った場所としては、「路上」70.2%が最も多く、「食堂、レストランなど」50.9%、「バー・スナックなど酒類提供店舗」39.9%と続いた。街中でむやみに歩きたばこをしないよう設置しされている「屋外喫煙所の近く」からの煙も、非喫煙者にとってはつらいようだ。
たばこの健康への影響については、92.4%の人が「肺がんなどのがんの原因になる」と知っていると回答。受動喫煙の害についても、9割超の人が認知していた。1989年の調査時点と比べると、全体的にたばこの影響についての認識が高まっている。
政府に求める対策としては、「受動喫煙対策の強化」48.3%が最も多く、「未成年者教育」46.8%、「たばこ税増税」38.9%が上位を占めた。
調査は2022年8月上旬から9月上旬にかけて全国18歳以上の男女3000人を対象に実施。有効回収率は51.9%。
出所 : PIXTA