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9月の訪日外国人 : コロナ拡大以降、初の20 万人突破

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コロナ禍前の2019年9月は単月で227万人超の外国人が日本を訪れていた。2022年は1~9月までの通算でようやく161万人。2年余りの鎖国から、元の状態に戻るには、並々ならぬ努力が必要。

日本政府観光局がまとめた9月の訪日外国人数(推計値)は20万6500人で、新型コロナウイルスの拡大以降、初めて20万人を上回った。国・地域別では、韓国3万2700人で最も多く、ベトナム3万900人、米国1万8000人、中国1万7600人が続いた。

政府は3月から段階的に水際対策を緩和しており、ほぼ鎖国状態だった2021年に比べると入国者数は飛躍的に増加し、前年同月比では11.7倍となった。

しかし、インバウンド需要で盛り上がっていたコロナ禍前の2019年9月比では90.9%減と、地をはうような状態が続いている。

政府は6月に添乗員付きのパッケージツアー限定で観光客の受け入れを再開。9月に、1日当たりの入国者数上限を5万人に引き上げ、10月11日からは上限を撤廃するとともに、個人旅行やビザなし渡航を解禁し、コロナ禍前に近い状態に戻した。

折しも、急激な円安で外国人旅行者が日本旅行の割安感を実感しやすい環境にあり、10月以降はさらなる訪日客の増加が期待される。

バナー写真 : PIXTA

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