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カレー大好き石川県民―名物はカツ&キャベツのっけ : 人口当たりカレーハウス件数ランキング

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加賀百万石の古都・金沢。お上品な和食文化の街かと思いきや…ジャンクな金沢カレーは全国区の人気。石川県の人口10万人当たりのカレー店登録件数は2位の北海道を大きく引き離してトップ。

インド発祥だけれど、日本で独自の発展を遂げたカレー。お手軽なルーやレトルトのラインナップも豊富で国民食の代表格ともいえる存在。

NTTタウンページ(本社・東京)が店舗の電話番号や業種を登録しているタウンページデータベースを活用して、2013~22年の全国のカレー店の登録件数の推移を調べたところ、2014年の3015件をピークに減少基調となり、2018年以降はそのペースに拍車がかかっている。競争の激化に加え、20年以降はコロナ禍で時短営業や休業を強いられたことなども影響しているとみられる。22年は2598件で、14年比400店舗以上の減少となっている。

人口10万人当たりのカレー店の登録件数は石川県が5.56件が群を抜いて多く、北海道4.31件、大阪府2.91件が続いた。石川県は3年連続のトップ。中でも、濃いめのルーの上にキャベツとカツを乗せソースをかけた “金沢カレー” がソウルフードとして愛されている。4位の富山県は20年と21年は3位に食い込んでおり、北陸地方はカレー好きなのかも。

人口10万人当たりのカレーハウス登録件数ランキング

登録件数 人口10万人当たり
石川県 63 5.56
北海道 225 4.31
大阪府 257 2.91
富山県 30 2.90
福岡県 143 2.78
東京都 383 2.73
愛知県 203 2.69
大分県 30 2.67
岡山県 48 2.54
京都府 64 2.48

出所 : NTTタウンページ

バナー写真 : PIXTA

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