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100歳以上高齢者、9万人超え : 52年連続の増加、女性が89%

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人生100年時代が現実味を帯びてきた。リタイア後の20年、30年、40年…どうやって生計を維持するのか? 健康管理は? めでたき長寿を手に入れたけれど…その後の生活設計に頭を悩ます時代になった。

(2023年の記事はこちらです)

2022年9月1日時点の住民基本台帳に基づく100歳以上の高齢者の数が前年より4016人増加し、9万526人となった。100歳以上人口の増加は52年連続。世界有数の長寿国日本だが、100歳以上人口は圧倒的に女性が多く、全体の89%を占めた。

国内最高齢は女性が115歳の巽フサさん(大阪府柏原市)で、男性は111歳の中村茂さん(広島県神石高原町)。

老人福祉法が制定された1963年には、100歳以上の高齢者は全国で153人だったが、81年に1000人を突破、98年に1万人を突破し、その後も右肩上がりに増え続けている。

都道府県別で人口10万人あたりの100歳以上の高齢者の数が最も多いのが島根県の142.41人、最も少ないのは埼玉県の43.62人で3倍以上の開きがあった。西高東低で、特に関東地方など都市圏は、人口あたりの100歳以上が少ない傾向がある。

人口10万人あたりの100歳以上人口

多い県 少ない県
島根県 142.41 埼玉県 43.62
高知県 136.84 愛知県 44.78
鳥取県 132.60 千葉県 50.98
鹿児島県 125.25 大阪府 51.83
熊本県 118.17 神奈川県 52.06

厚生労働省発表のデータを基に編集部作成

バナー写真 : PIXTA

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