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東京の新規感染300万人を突破―都民の2割が感染

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新型コロナウイルスの東京の累積感染者数が300万人を突破した。できればかかりたくはないけれど、いまや、誰がかかってもおかしくない病気。ウィズコロナの日々は続く。

東京で2022年9月7日、新たに確認された新型コロナウイルス感染者は前週水曜日より1860人減の1万3568人だった。都内の累計感染者数は300万5029人となり、300万人を超えた。都民の約2割が感染したことになる。

感染拡大の第1波に襲われ、最初の緊急事態宣言が発令された2020年4月7日の東京の新規感染者数は87人だった。あの頃、私たちは感染の恐怖におびえ、街は閑散として静まりかえり、通勤電車もガラガラだった。

その後、感染の拡大と収束を繰り返すたびに波は高くなり、第7波のピークでは1日当たりの感染者数が4万395人(2022年7月28日)まで増大した。ただ、第7波で拡大しているオミクロン株は感染力が強い一方で重症化しづらいことや、ワクチン接種が進捗したことから、行動制限がかけられることもなく、「ウィズコロナ」の暮らしが定着しつつある。

一方、大阪府の7日の新規感染者は9601人で、累積感染者数は198万561人となった。東京と同様に、府民の2割強が感染した計算となる。

人口・感染者数ともに東京は大阪の約1.5倍だが、9月7日時点で東京の累積死亡者数5526人に対して大阪府は6185人と、大阪が大幅に上回る。大阪の方が高齢化率が高いことや、三世代同居率が高いことなどが要因として指摘されている。

バナー写真 : PIXTA

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