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2021年の日本の国際線航空輸送:乗降客数大幅減の249万人―成田が空港別シェア約6割に

経済・ビジネス

国土交通省がこのほど発表した「令和3年(2021年)空港管理状況調書」によると、21年の日本の空港における国際線乗降客数(通過客含む)は249万人で、前年(1665万人)の約15%に落ち込んだ。

新型コロナ感染拡大以前の2019年、全国の国際線乗降客数は海外からの観光客が順調に伸びたこともあって、過去最高の1億334万人を記録。2021年の数字は、このわずか2.4%にとどまった。一方、21年の国際線の貨物取扱量は、前年比26.6%増の401万7000トンと好調だった。

21年国際線乗降者数の空港別構成比は、成田空港58.2%、羽田空港29.0%、関西空港10.1%、中部空港1.7%の順。新型コロナ感染拡大前は関西空港が第2位だったが、大幅な減便や、これまで比較的に観光客の乗降が多かったこともあり、成田、羽田両空港のシェアが上昇した。

国際線貨物取扱量は、成田のシェアが64.7%、関西20.1%、羽田10.8%だった。

国際線、国内線を合わせた乗降客数のトップ10は、下図の通り。第1位の羽田空港は2655万7000人で、1日あたりの平均乗降客は7万2000人。

バナー写真:PIXTA

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