待機児童、過去最少2944人 : 5年前の9分の1まで減少
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待機児童は5年前の9分の1まで急減した。目覚ましい政策効果!! も、あったけれど、それ以上に少子化の深刻さを感じずにはいられない。
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厚生労働省の集計で、2022年4月1日時点で認可保育所などに入所できない待機児童数が前年比52.3%減の2944人となった。1994年の調査開始以来、3000人を下回ったのは初めてで、4年連続で過去最少を更新した。直近のピークである2017年の2万6081人から、5年で9分の1まで減少したことになる。
認可保育所や認定こども園に加え、企業などが設置する従業員向け保育所など受け皿の拡大で、定員数は前年比3万1627人増の322万7110人となった。一方で、少子化の加速による利用児童数の減少、新型コロナウイルスの感染拡大による利用控えが、待機児童の大幅減につながった。
地域別では、待機児童の約6割が都市部に集中し、全国1741市区町村のうち、1489市区町村(85.5%)で待機児童がゼロとなった。100人以上の待機児童がいるのは鹿児島市、千葉県八千代市、兵庫県明石市の3市のみだった。
市区町村 | 待機児童数 | 待機児童率 |
---|---|---|
鹿児島県鹿児島市 | 136 | 1.01 |
千葉県八千代市 | 119 | 3.23 |
兵庫県明石市 | 100 | 1.14 |
兵庫県尼崎市 | 76 | 0.79 |
東京都町田市 | 75 | 0.87 |
沖縄県糸満市 | 67 | 2.16 |
沖縄県南城市 | 64 | 2.90 |
沖縄県名護市 | 52 | 1.60 |
兵庫県西宮市 | 52 | 0.55 |
神奈川県座間市 | 50 | 2.52 |
出所 : 厚生労働省
バナー写真 : PIXTA