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上場企業の平均給与605万円―東京商工リサーチ調べ : トップのM&Aパートナーズは2600万円超!

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夢の年収1000万円どころか、平均年収2000万円超の会社があるという。そんな会社に入れたら…などと高望みはしないけれど、3日間くらい年収2000万円会社員なるものを体験してみたいもの。

東京商工リサーチの調査で2021年度の上場3213社の平均年間給与は、605万5000円だった。前年度比1.7%、10万4000円の増加となった。平均給与が増加するのは3年ぶり。前年度と比較可能な3102社では、約7割に当たる2087社がプラスだった。

国税庁が毎年公表している「民間給与実態統計調査」によると、2020年の民間企業の平均給与は正規社員で495万7000円。上場企業の水準の高さがみてとれる。

平均給与のトップは、M&Aキャピタルパートナーズ(M&A仲介)の2688万4000円。前年度比18.4%増で、2014年度から8年連続で首位に君臨。以下、キーエンス(電気機器)、ヒューリック(不動産)が続いた。トップ10の半分は総合商社だった。

平均給与額レンジは、最多が[500万円以上600万円未満]984社で、構成比は30.6%。次いで、[600万円以上700万円未満]783社だった。平均給与1000万以上は前年度から8社増えて57社だった。

2021年度の平均給与額ランキング

社名 業種 平均年間給与(万円)
M&Aキャピタルパートナーズ サービス 2688.4
キーエンス 電気機器 2182.7
ヒューリック 不動産 1803.2
地主 不動産 1694.4
伊藤忠商事 商社 1579.7
三菱商事 商社 1558.8
三井物産 商社 1549.1
ソレイジア・ファーマ 医薬品 1490.0
丸紅 商社 1469.2
住友商事 商社 1406.3

東京商工リサーチ調べ

バナー写真 : PIXTA

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