値上げの嵐がやってくる : 食品、年内2万品目も―帝国データの主要105社調査
経済・ビジネス 暮らし 社会
“感染第7波” で苦しむ日本社会に、値上げの嵐が追い打ちをかける。帝国データバンクの主要食品105社調査で、年内の食品値上げは2万品目にも及ぶという。
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穀物価格の高騰、ロシアのウクライナ侵攻を契機とした資源高、急激な円安―などの要因が重なり食品の値上げが相次いでいる。コストアップを理由に、「再値上げ」「再再値上げ」に踏み切るメーカーも多く、“感染第7波” で苦しむ日本社会に、値上げの嵐が追い打ちをかける。
帝国データバンクが、食品主要105社を対象とした価格改定動向調査で、8月は月間ベースで2431品目が値上げの見通し。7月31日時点で判明している年内の値上げは1万8532品目に上り、8月以降だけで1万品目となる。特に、10月は6305品目と空前の値上げラッシュが待ち構える。
冷凍食品やハム・ソーセージなどの加工食品が7794品目と最も多い。水産品の値上がりを背景に、だし製品の値上げが相次ぐなど調味料4350品目。酒類・飲料は10月にビール類や清涼飲料水の一斉値上げが予定されており3732品目となっている。
バナー写真 : PIXTA