Japan Data

「海への愛着」、トップは沖縄―日本財団調査 : 乱獲や気候変動など海洋問題理解高まる

環境・自然・生物 暮らし 社会

2022年は7月18日が海の日。「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨としている。難しく考えなくとも、まずは青く広く大きな海を頭に思い浮かべて、深呼吸。いつまでも、その美しい光景が続きますようにと一人ひとりが思うことが大事。

7月第3月曜日は「海の日」。

海の日にちなんで、日本財団が全国の15~69歳を対象に実施した海に関する意識調査(回収サンプル数1万1600)で、都道府県別で最も海への愛着が強かったのは沖縄県で、宮崎県、長崎県が続いた。一方、岐阜県、栃木県、長野県など海のない内陸県は愛着度が低かった。

愛着度は、「海は人生にとって欠かせない」「海が好きだ」「海に親しみを感じる」「海と接していると心地よい」「海を愛している」の5つの設問への回答をスコア化したもの。

海への愛着度 上位と下位の都道府県

上位 スコア 下位 スコア
沖縄県 298.4 岐阜県 143.1
宮崎県 233.4 栃木県 146.1
長崎県 232.3 長野県 147.6
鹿児島県 217.0 福井県 151.2
新潟県 216.3 徳島県 156.8

出所 : 日本財団

海洋問題についての認知度(よく知っている+なんとなく知っているの合計)は、いずれの項目ともに2019年調査時よりも10ポイント前後上昇。「乱獲などにより魚介類が食べられなくなる」は84%、「気候変動と海の変化は大きく関わっている」は82%の人が知っていると答えた。

海を守ることにつながる行動として、「マイバッグを活用」したり、「コンビニ等でストローをもらわない」など、プラスチックごみの抑制に努めている人が増えていることも分かった。

バナー写真 : PIXTA

日本財団 環境 気候変動 環境問題 海洋プラスチック 海洋汚染