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新型コロナ、累計感染者数が1000万人突破 :国民の12人に1人が感染

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国内で最初の新型コロナウイルス感染者が確認されたのは2020年1月16日。それから2年半で累計1000万人を突破した。直近では重症化リスクは低くなっているようにも見えるが、油断は禁物。改めて、感染対策を徹底したい。

日本で最初の新型コロナウイルス感染者が確認された2020年1月16日から2年半を経た22年7月14日、累計の感染者数が1000万人を突破した。国民の12人に1人が感染したことになる。

日本が感染拡大の第1波に襲われ最初の緊急事態宣言が発令された2020年4月7日の東京の新規感染者数は87人だった。外出自粛要請が出され、街は閑散として静まりかえり、通勤電車もガラガラだった。その後、感染拡大の波は寄せて返すたびに大きく高くなり、感染第5波の真っただ中にあった2021年8月に累計の感染者数が100万人を突破した。

第6波が到来した2022年1月以降は感染が加速度的に拡大し、累計感染者数は1月20日200万人、2月3日300万人、2月28日に500万人を突破した。3月以降は新規感染確認がペースダウンしたが、6月後半からは感染力が強いとされるオミクロン株の別系統「BA.5」の広がりとともに、再び爆発的に感染が広がっている。

7月14日の東京の新規感染者は1万6662人、全国では9万7788人となり、第6波のピークに近づきつつあるが、政府は行動制限はせずに、ワクチン接種の勧奨や感染対策を徹底することで社会・経済活動を維持したい考え。1日当たりの死亡者数は7月に入って10~30人程度で推移。また、重症者数も14日時点で100人で、今年1~2月の第6波のピーク時に比べると少なく抑えられている。

バナー:新宿大ガード西交差点の横断歩道を渡る人たち(東京都新宿区)(時事)

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