
好きなのは四季の風景と日本食、嫌いなのは物価高! ―親日度・訪日意欲調査
国際交流 経済・ビジネス 社会 旅
新型コロナウイルス感染症の流行で2020年、2021年は世界同時鎖国のような状態だった。2019年まで盛り上がっていたインバウンド需要はすっかり消滅してしまったが、2022年6月から団体ツアーに限って訪日観光客受け入れを再開した。世界から多くの観光客が戻ってきてくれますよう!
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デジタル・マーケティングのアウンコンサルティング(本社東京)が12カ国・地域を対象に日本への好感度や訪日意欲のアンケート調査を実施した。
日本への好感度(「大好き」「好き」の合計)が最も高かったのかは台湾の95.4%で、インドネシア91.7%、香港88.8%が続いた。2021年に実施した調査と比べて、全体的に好感度は低下しており、特に英国は前年より16.5%、米国は15.1%のマイナスだった。
日本の好感度について、「大好き」「好き」と回答した人に理由を聞いたところ、「四季の風景・自然」「日本食」の割合が全体的に高かった。米国・英国は「歴史/文化」の割合がそれぞれ27%と高い一方で、アジア諸国と比べると「漫画/アニメ」の割合が低い。
日本が嫌いな理由については、全体的に「物価が高い」の割合が高く、特に台湾は61.2%。中国と韓国は「歴史/文化」を挙げる人が多く、韓国、タイ、インドネシアはそもそも「興味がない」人も多かった。
「新型コロナウイルス感染症が終息したら日本に行きたいか」を聞いたところ、コロナ禍前に訪日者数が多かった、中国、台湾、香港は「すごく行きたい」「行きたい」の回答が多かった。一方、韓国は「行きたくない」「まったく行きたくない」の合計が3割を超えた。
バナー写真 : PIXTA