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コロナで外食減り、食品ロス最少の522万トン―20年度 : 国民1人当たり年間41キロの廃棄

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週末にまとめ買いした食材を残業や飲み会続きで使いそびれてダメにしてしまった経験ありますよね? 在宅勤務制度を多くの企業が取り入れたことで、こまめに買い物、おうちゴハンで無駄にせずに使い切るライフスタイルが広がったことは、コロナ禍の副産物。

農林水産省と環境省の推計で、2020年度の食品ロスは前年度比8%減の522万トンだった。5年連続で前年度を下回り、12年度に統計を開始してから過去最少となった。

このうち、家庭からの廃棄は5%減の247万トン、事業系は11%減の275万トン。20年度は新型コロナウイルスの感染拡大で社会活動が大きく制限され、外食の機会が激減した一方で、在宅の食事機会が増え、「冷蔵庫に入れっぱなしで使い忘れ」などによるロスが減ったことも影響したとみられる。

ロシアによるウクライナ侵攻を契機に、世界的な穀物生産国である両国からの輸出が減少し、価格が高騰。一方、世界の人口増加に伴う食料需要の増加に加え、干ばつなど異常気象による世界的な食物生産減で、食料の安定調達は日本にとって大きな課題となっている。

日本の食料自給率(カロリーベース)は近年は40%以下で推移し、2020年度は過去最低の37%だった。国民1人当たりの食品ロスは年間41キログラム、1日当たりでは茶碗1杯のご飯に相当する113グラム。捨てている場合ではない!

バナー写真 : PIXTA

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