首都圏の新築一戸建て、平均購入価格は過去最高の4331万円―リクルート調査 : 駅からの距離は年々遠くに
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人生最大のお買い物、憧れのマイホーム。リクルートが2021年の首都圏の新築分譲一戸建て契約者を対象に実施した調査で、購入価格帯の中心は3000万円台だったが、6000万円以上が11%と2020年の2倍近くに増加した。
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リクルートが2021年に首都圏の新築分譲一戸建てを契約した人を対象に実施した調査(2502サンプル)で、平均購入価格は4331万円と2014年以降で最も高くなった。購入価格の分布は「3000万円~3500万円未満」16.8%、「3500~4000万円未満」17%と3000万円台が厚めだが、「6000万円以上」も11%と、2020年の2倍近くに増加した。
都道府県別では、東京23区が6061万円と飛び抜けて高く、東京都下4628万円、神奈川県4144万円と続いた。
ローン借入額は「4000万円~5000万円未満」が最も多く26.4%、次いで「5000万円以上」が19.7%。平均は4075万円で、2014年以降で初めて4000万円を超えた。
物件の最寄り駅からの距離は、「徒歩11~15分」が26.0%で最も多く、「バス・車など利用」24.7%が続いた。平均は14分で2020年と同じだった。2014年は、「5分以内」「5~10分」の合計がほぼ4割だったが、2020年、2021年は3割以下まで減少。憧れのマイホームは駅からだんだん遠くなっている。
バナー写真 : PIXTA