2024年は「ゴジラ-1.0」視覚効果賞、「君たちはどう生きるか」が長編アニメ映画賞 : アカデミー賞を受賞した日本作品
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米アカデミー賞を受賞した日本の作品を振り返る
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2024年の第96回米アカデミー賞では、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメ映画賞に輝いた。
1950年代には、日本映画の黄金期を象徴するかのように、黒澤明監督の「羅生門」、衣笠貞之助監督の「地獄門」、稲垣浩監督の「宮本武蔵」が名誉賞(外国語映画)を立て続けに受賞。その後は、ノミネートされることはあっても受賞には至らず、2009年の外国語映画賞(現在の国際長編映画賞に相当)「おくりびと」(滝田洋二郎監督)は、半世紀以上ぶりの受賞だった。22年に濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞を受賞している。
2024年(第96回)視覚効果賞
2024年(第96回)長編アニメ映画賞
「君たちはどう生きるか」宮崎駿監督
2022年(第94回)国際長編映画賞
「ドライブ・マイ・カー」濱口竜介監督
2009年(第81回)外国語映画賞
「おくりびと」滝田洋二郎監督
2009年(第81回)短編アニメーション賞
「つみきのいえ」加藤久仁生監督
2003年(第75回)長編アニメーション賞
「千と千尋の神隠し」宮崎駿監督
1999年(第71回)短編ドキュメンタリー賞
「ザ・パーソナルズ」伊比恵子監督
1956年(第28回)名誉賞(外国語映画)
「宮本武蔵」稲垣浩監督
1955年(第27回)名誉賞(外国語映画)
「地獄門」衣笠貞之助監督
1952年(第24回)名誉賞(外国語映画)
「羅生門」黒澤明監督
個人では、米映画「サヨナラ」に出演したナンシー梅木さんが1958年に助演女優賞、88年に坂本龍一さんが「ラストエンペラー」で作曲賞を獲得。86年にワダエミさん、93年に石岡瑛子さんが衣装デザイン賞を受賞。黒澤明監督は90年に特別名誉賞、宮崎駿監督は15年に名誉賞を受賞している。
バナー写真 : 「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞を受賞。山崎貴監督が両の手に握るオスカーとゴジラのフィギュア(ロイター)