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食品輸出、目標の「1兆円」達成 : ホタテは倍増、牛肉やウイスキーも人気

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2021年の農林水産物の輸出額が、政府が目標として掲げてきた「1兆円」を初めて達成した。コロナ禍にあっても最終消費者のニーズを意識した小売店向け・ネット販売向けなどが好調だったという。政府は25年に2兆円、30年5兆円へとさらなる輸出増を目指す。

2021年の農林水産物・食品の輸出額は前年比25.6%増の1兆2385億円だった。世界的なコロナ禍は続いているが、経済活動が回復傾向にある中国や米国向けの輸出が好調だったことに加え、小売店向けやネット販売など新たな販路の開拓が奏功した。

品目別ではホタテが倍増以上の639億円となったほか、米国で個人ユーザー向けのカット商品人気で牛肉が85.9%増の536.8億円。ウイスキー(70.2%増)、日本酒(66.4%増)も好調だった。

国・地域別では、中国が35.2%増の2224億円。外食向けのホタテや、ウイスキーがけん引した。香港は6%増の2190億円だった。牛肉が大きく伸長した米国は41.2%増の1683億円だった。

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