カーリング女子、初の決勝進出で銀獲得 : 北京冬季五輪 日本のメダリスト一覧
スポーツ 社会
大会最終日の2月20日、カーリング女子の決勝で、日本代表のロコ・ソラーレは英国に敗れ銀メダルだった。平昌の銅メダルに次ぐ2大会連続のメダル。男女通じて、初の決勝進出だった。
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北京五輪 日本人メダリスト一覧
■=金 ■=銀 ■=銅
2月20日
■ 銀 ロコ・ソラーレ / カーリング女子
2月17日
■ 銅 坂本花織 / フィギュア女子
4回転などの大技をフリーに組み込んだROC(ロシア・オリンピック委員会)の強豪3人に対し、4回転もトリプル・アクセル(3回転半)も持たない坂本。それでも、7つのジャンプ全てを着実に成功させ、演技構成点は金メダルのシェルバコワに次ぐ得点を得た。力強く、美しいスケーティングでメダルをつかんだ。
■ 銅 ノルディック複合団体
前半飛躍4位の日本は、後半距離はトップのオーストラリアから12秒遅れでスタート。3走の渡部暁斗が2位に順位を上げた。アンカーを任された山本涼太がオーストリアを振り切って、銅メダルを獲得。この種目のメダルは、連覇した94年のリレハンメル以来、28年ぶり。
■ 金 高木美帆 / スピードスケート女子1000m
悲願の個人種目で金メダルをついに獲得。今大会5種目に出場して7レース目、疲れが蓄積している中でも、闘争心をむき出しにして滑り切った。高木は5種目で4つのメダルを獲得、平昌と合わせて7つめのメダルとなった。
2月15日
■ 銅 渡部暁斗 / ノルディック複合ラージヒル
2014年ソチのラージヒル銀、18年平昌ノーマルヒル銀に続き、渡部暁斗が3大会連続の表彰台。前半のジャンプで5位につけ、後半の距離(10キロ)で順位を上げた。最終周で一時トップに立つも、ゴール前の登りで後続に抜かれた。
■ 銀 女子チームパシュート(高木美帆・高木菜那・佐藤綾乃)
カナダとの決勝は、平昌五輪の決勝と同じ高木美帆・高木菜那・佐藤綾乃の3人が美しい隊列で滑走したが、最終コーナーで高木菜那が転倒、惜しくも連覇を逃し、銀メダルとななった。
■ 銅 村瀬心椛 / スノーボード女子ビッグエア
2月13日
■ 銀 高木美帆 / スピードスケート女子500m
2月12日
■ 銀 小林陵侑 / 男子スキージャンプ ラージヒル
- 長野五輪の船木和喜(ノーマルヒル銀、ラージヒル金)以来の個人で2つのメダルを獲得した。1本目はトップに立つ大ジャンプでトップに立ち、ノーマルヒルに続く2冠の期待がかかったが、惜しくも銀。
■ 銅 森重航 / スピードスケート男子500m
- かつて、「お家芸」といわれたスピードスケート男子500メートル。2010年バンクーバーの長島圭一郎の銀、加藤条治の銅を最後に直近の2大会は低迷し、メダルから遠ざかっていた。21歳の新鋭のメダル獲得が復活の狼煙となるか。金メダル候補と期待された新浜立也はスタートでバランスを崩し20位に沈んだ。
2月11日
■ 金 平野歩夢 / スノーボード男子ハーフパイプ
- ソチ、平昌と2大会連続の銀メダルだった平野歩夢が、3度目の正直でゴールドメダルをつかんだ。2020年夏には、コロナ禍で1年延期された東京五輪にスケートボードで出場。冬の北京への本格的な準備期間はわずか半年だったが、最高難度のトリプルコーク1440(縦3回転、横4回転)を鮮やかに決め、世界トップで戦ってきた実力を示した。
2月10日
■ 銀 鍵山優真 ■ 銅 宇野昌磨 / フィギュア男子シングル
- 18歳の鍵山は、SPとの合計得点で310.05で銀メダル。史上3人目となる300点超えの鮮烈五輪デビューを飾った。コーチである父・正和さんは92年アルベールビル、94年リレハンメル五輪代表だった。父の後を追ってオリンピアンとなり、父が手にすることができなかったメダルを獲得した。
- 宇野は、18年の平昌大会での銀メダリストになった後、長年師事したコーチのもとを離れ、メインコーチ不在・成績不振で苦しい時期を経験した。ステファン・ランビエールのコーチの指導で世界の第一線に戻ってきた。フリーではジャンプの失敗があったが、価値ある “復活の銅” 。
■ 銅 冨田せな / スノーボード女子ハーフパイプ
- 平昌五輪では8位に終わった冨田せなが、念願のメダル獲得。妹のるきも5位入賞を果たした。
2月7日
■ 銀 高木美帆 / 女子スピードスケート1500m
- 世界記録(1分49秒83)を保持し最も得意とする距離だが、オリンピックレコードを出したオランダのビュストに0.44及ばず、平昌五輪に続き銀メダル。
■ 銅 フィギュア団体
- フィギュア団体実施3大会目にして初のメダルを獲得。男子ショートプログラムの宇野昌磨が3季前に出した自己ベストを1.31点更新、男子フリーの鍵山優真は五輪に向けて取り組んできた4回転ループを成功させ、世界歴代3位の高得点をたたき出すなど、個人戦につながる成果を出した。
2月6日
■ 金 小林陵侑 / 男子スキージャンプ ノーマルヒル
- レジェンド・葛西紀明の薫陶を受けた “本命” が期待通りの金メダル。スキージャンプの個人の日本勢では1998年長野大会ラージヒルの船木和喜以来の24年ぶりの金メダル。
2月5日
■ 銅 堀島行真 / 男子モーグル
- 今季ワールドカップで3勝して調子を上げていた。決勝では攻めた滑りで好タイムを出し、11位に終わった平昌五輪からの雪辱を果たした。
バナー写真 : 銀メダルに輝いたカーリング女子のロコ・ソラーレ(ロイター)