
理想は8時間、現実は6時間以下 : 睡眠に満足できないのはストレスが原因
健康・医療 暮らし
9割以上の人が睡眠に不満があるという日本。「ストレスで眠れない」→「寝ても疲れがとれない」の悪循環から抜け出せないと、張りのある生活を送れなくなってしまいそう…。
他の言語で読む
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
「睡眠に不満を感じることがある」が全体の93.9%。
マッサージチェアなど健康器具製造販売のフジ医療器(大阪市)が全国4519人を対象に実施した睡眠に関する調査で、日本人の大半がぐっすり眠れていないことが明らかになった。具体的な不満としては、「寝ても疲れがとれない」18.0%、「何度も目が覚める」14.6%、「トイレが近い」11.6%が多かった。
睡眠に不満を感じる原因としては、「ストレス」50.0%、「加齢」40.6%が群を抜いて多いが、「人間関係の疲れ」「長時間労働」を挙げる人も。本来であれば睡眠で疲れを取りたいところなのに、疲れやストレスで眠れないという皮肉な現実。
理想の睡眠時間を聞いたところ、「8時間」50.9%が最も多く、「9時間」「10時間以上」を含めると6割近かった。しかし、平日の睡眠時間で最も回答数が多かったのが「6時間」36.7%。6時間以下の睡眠の人が全体の6割を占めており、理想通りの「8時間」以上の睡眠を取れている人は12.1%にとどまった。休日は、「7時間」32.9%が最も多く、平日よりは睡眠時間を確保できているが、それでも理想の「8時間」以上を確保できているのは、全体の3分の1だった。
バナー写真 : PIXTA