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デジタル・ネイティブ世代 : 3歳の半数以上がスマホやタブレットを利用―東京ガス調べ

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電車の中でグズる赤ちゃん。周囲の人に「スミマセン」と頭を下げながら、赤ちゃんにスマートフォンを渡すと、とたんに食い入るように動画を見つめ、さっきまでの泣き顔はどこへやら。こうして生まれて間もない頃からデジタル機器に接して育った子どもたちは、大人になってから携帯電話(しかも、ガラケー)を使うようになった世代とは、きっとまったく違う発想をするのだろうな。

東京ガスは、全国の0歳から小学6年生までの子を持つ男女2000人を対象に、子どものスマートフォンやタブレット端末の活用状況を調査した。年齢が上がるにつれて、「ほとんど触らせていない」は減少、3歳の時点で半数超がなんらかの形でデジタル端末を使っていた。

子どもが利用しているのは、「動画」が最も多く51.7%。文字が読めない乳幼児期から楽しめることから、親にとっては家事をしている間の子守りがわりとして欠かせぬ存在なのかも。次いで、「ゲーム」27.8%、「子ども向けウェブサイト」22.6%。

小さな頃からデジタル機器に触れるのが当たり前の時代になっても、絵本の読み聞かせをしている親も多く、小学校入学前の年齢期はいずれも60%を超えている。3歳では77.5%に達した。子どもが小さなうちだからこその、貴重なコミュニケーションの時間なのかもしれない。

ただ、「読むのが疲れる」28.9%、「時間がない」20.4%、「本の価格が高い」17.4%など、親にとって読み聞かせはちょっぴり大変な面もあるようだ。

バナー写真 : PIXTA

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