
高校生の修学旅行先トップ3は長崎、沖縄、広島――2020年度は半数以上で中止に
社会
新型コロナ感染拡大に影響で、2020年の中学、高校の修学旅行は半数以上の学校で中止となった。実施校では東京、大阪、京都といった大都市圏を避ける傾向が見られた。
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公益財団法人日本修学旅行協会が全国の中学・高校を対象に実施したアンケート調査によると、2020年度の高校の修学旅行の訪問先で最も多かったのは長崎で、前回19年度の8位からトップに躍り出た。このほか広島、北海道、熊本などの地方が軒並み順位を上げ、10位以内に名を連ねた。逆に前回上位だった京都や東京、大阪といった大都市圏は順位を下げる傾向が見られた。コロナ下で地元から離れた都市部を避けたことが大きな要因とみられる。
調査では都道府県別に上位20位まで集計しており、2位は沖縄(前年度1位)で、3位以下は広島、大阪、北海道、兵庫、福岡、京都、熊本、鹿児島の順となった。前回4位の東京、6位の千葉はいずれも20位内に入らなかった。
高校の修学旅行先トップ20(2020年度)
19年度調査の順位 | ||
---|---|---|
1 | 長崎 | 8 |
2 | 沖縄 | 1 |
3 | 広島 | 11 |
4 | 大阪 | 2 |
5 | 北海道 | 7 |
5 | 兵庫 | 8 |
7 | 福岡 | 10 |
8 | 京都 | 3 |
9 | 熊本 | 18 |
10 | 鹿児島 | 16 |
11 | 岩手 | 20位圏外 |
12 | 長野 | 13 |
12 | 三重 | 20位圏外 |
14 | 山梨 | 20位圏外 |
15 | 宮城 | 20位圏外 |
15 | 岐阜 | 20位圏外 |
15 | 香川 | 18 |
18 | 岡山 | 20 |
19 | 石川 | 20位圏外 |
20 | 新潟 | 15 |
20 | 奈良 | 5 |
(日本修学旅行協会の調査をもとに作成)
中学の修学旅行の訪問先をみると、1位の京都と2位の奈良は前回と変わらなかったが、奈良と同じく2位となったの山梨(前回13位)、4位の長野(同16位)、5位の北海道(同12位)と三重(前回20位圏外)など、高校と同様に地方が伸びて上位を占めた。
中学校の修学旅行先トップ20(2020年度)
19年度順位 | ||
---|---|---|
1 | 京都 | 1 |
2 | 奈良 | 2 |
2 | 山梨 | 13 |
4 | 長野 | 16 |
5 | 北海道 | 12 |
5 | 三重 | 20位圏外 |
7 | 栃木 | 18 |
8 | 静岡 | 17 |
9 | 岩手 | 15 |
10 | 兵庫 | 11 |
10 | 長崎 | 9 |
12 | 広島 | 7 |
12 | 岐阜 | 20位圏外 |
14 | 宮城 | 20位圏外 |
14 | 福島 | 20位圏外 |
14 | 大阪 | 4 |
17 | 新潟 | 20位圏外 |
17 | 香川 | 20位圏外 |
17 | 鹿児島 | 18 |
20 | 千葉 | 5 |
20 | 和歌山 | 20位圏外 |
20 | 熊本 | 14 |
(日本修学旅行協会の調査をもとに作成)
また、同時期に実施した新型コロナウイルス感染症の影響に関する調査によると、高校1134校のうち、修学旅行を「変更なく計画通り実施した」と回答したのは24校で、わずか2.1%だった一方、「中止」と回答したのは697校で6割以上を占めた。次年度への延期を含めた計画の「変更」は390校(34.3%)だった。中学については、調査した1030校のうち、変更なく計画通り実施したのは14校(1.4%)のみで、「中止」は530校(51.5%)、「変更」は486校(47.2%)に及んだ。
バナー写真:PIXTA