
人口5年で86万人減少 : 東京圏集中くっきり、38道府県は人口減
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2015年調査に続き、20年の調査でも人口が減少した。少子高齢化が進み、人口減社会に突入した日本。
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総務省が公表した2020年国勢調査の速報値によると、20年10月1日時点の日本の人口(外国人含む)は1億2262万6568人で、前回調査(2015年)から86万8177人減少した。国勢調査は1920年から5年ごとに実施しているが、初めて人口減となった15年調査に続き、2回連続のマイナスとなった。
国連の推計によると、前回調査で世界10位だった日本の人口はメキシコに抜かれ11位に後退した。
都道府県別で人口が最も多かったのは東京1406万4694人、次いで神奈川924万411人、大阪884万2523人など。最も少ないのは鳥取県で55万3847人だった。
都道府県別で人口が増加したのは、東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、滋賀、大阪、福岡、沖縄の9都府県のみ。38道府県で減少した。
人口増加率は東京が前回を上回る4.1%と最も高く、東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏1都4県で80万人増の3693万人となり、人口全体の約3割を占め、東京圏一極集中がより鮮明になった。減少率は秋田の6.2%が最も高かった。
単身世帯の増加で世帯数は4.2%増の5571万9562世帯。1世帯当たりの人数は2.27人と過去最少を更新した。
バナー写真 : PIXTA