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池袋が存在感高める–日経リサーチ集客力調査 : コロナ禍で伊勢丹新宿店首位陥落

経済・ビジネス

新型コロナ流行によるテレワークの普及や外出自粛で都心部に流入する人出は減少。巣ごもりの増加で、商業施設の利用目的は、最先端のファッションよりも、「気分転換」「食材調達」にシフトしたようだ。

デジタルマーケティングの日経リサーチ(本社・東京都千代田区)が2021年3月に実施した首都圏の商業施設の集客ランキングで、「西武池袋本店」が「伊勢丹新宿店」「渋谷ヒカリエ」をおさえてトップとなった。

調査は年2回、首都圏約1万4000人の居住者を対象に実施、1都3県の商業施設(一部、周辺エリア大型アウトレット含む)の利用状況について聞いている。2020年春までは「伊勢丹新宿店」が15回連続で集客トップに君臨していたが、同年秋と今回と2回連続で「西武池袋本店」に軍配が上がった。テレワークの浸透や外出自粛の徹底で都心部の人出が減少、商業施設の利用がファッションよりも、食品にシフトし、居住地に近いところで済ませる傾向が強まっていることが影響したと考えられる。

池袋エリアはトップ10に3施設がランクインし、存在感を高めた。調査実施時が、2回目の緊急事態宣言中だったこともあり、4位「池袋サンシャインシティ」、8位「御殿場プレミアムアウトレット」、10位「川崎ラゾーナプラザ」など買い物ついでにちょっとしたレジャー気分を楽しめる場所が順位を上げた。

順位 商業施設名
1(3) 西武池袋本店
2(1) 伊勢丹新宿店
3(2) 渋谷ヒカリエ
4(9) 池袋サンシャインシティ
5(4) 小田急百貨店新宿店
6(5) 銀座三越
7(7) 東武百貨店池袋店
8(10) 御殿場プレミアムアウトレット
9(13) ヨドバシAkibaビル
10(15) ラゾーナ川崎プラザ

カッコ内は2020年春順位
出所 : 日経リサーチ

バナー写真 : PIXTA

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