「30代初産」が定着―人口動態統計 : 女性の初婚年齢は85年から4.1歳アップ
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寿命が延びた分、成熟するまでに要する時間も長くなったということなのだろうか?ひと昔前に比べて、結婚の時期も出産の時期も後ろずれしている。
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1985年の男女雇用機会均等法の施行以降、女性の社会進出が進み、人生の選択肢も価値観も多様化した。
1985年時点で30-34歳女性の未婚率は10.4%で、9割方の女性は20代のうちに結婚していたことになる。その後、未婚率はじわじわと上昇。2015年には25-29歳女性の60.1%、男性の72.7%が未婚で、20代で結婚しないことは珍しいことではなくなった。
平均初婚年齢は、1985年の妻25.5歳、夫28.2歳から、2019年は妻29.6歳(4.1歳上昇)、夫31.2歳(3歳上昇)歳となり晩婚化が進行している。
初婚年齢が上昇するにつれ、第1子出産時の母親の平均年齢も上昇。2011年に30.1歳となって以降は、「30代の初産」が定着し、15~19年は5年連続で30.7歳で、85年より4.0歳高くなった。第1子出産時の年齢は、第2子、第3子をもうけるかに影響を与えると言われる。
バナー写真 : PIXTA