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東京の携帯料金、急低下 : 前年より6割以上安く

経済・ビジネス 社会

いまや生活必需品となったスマートフォン。日本の携帯電話料金は国際的に高水準だったが、1年で様変わりした。

総務省は毎年、東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフ、ソウルの携帯電話料金を調査している。これまで、東京の携帯電話料金は世界でも高水準にあることが問題視されていたが、2021年3月に実施した調査では、4Gで月間データ使用料が20ギガバイト(GB)のプランで月額2973円と、ロンドンに次ぐ安さだった。20年3月調査の8175円からは60%以上も値下がりしたことになる。

菅義偉首相は、官房長官時代から携帯電話料金の値下げの必要性を主張。2020年9月に首相に就任すると、即座に総務省に対して値下げの検討を指示するなど、政権の目玉政策の一つに掲げていた。

調査は各都市のシェアトップの事業者の最も割安なプランを比較。東京は、政府からの要請に応じる形で、NTTドコモが3月に開始した、手続きをオンラインに特化したプラン「ahamo」の料金が採用されている。

データ使用量が2GBや5GBのプランでは、東京はロンドン、パリに次ぐ3番目の安さだった。

5Gの料金でもロンドンが圧倒的に低く、東京は、2GB、5GB、20GBで低め、無制限プランでは中位の水準だった。

バナー写真: PIXTA

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