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国の借金1216兆円―20年度末 :コロナ対策で国債増発、1年で101.9兆円増加

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突如、世界を襲ったコロナ禍。経済対策は多くの国民が望んだこと。とはいえ、コロナを克服し、経済の立て直しに真剣に取り組まなければ…このツケをそのまま次世代に押し付けることになってしまう。

国債と借入金、政府短期証券の残高を合計した「国の借金」が2021年3月末時点で1216兆4634億円となった。2020年度はコロナ対策のため3度の大型補正予算を編成し、大量の国債を追加発行したため、借金の額は、20年3月末比101兆9234億円膨らんだ。1年間の増加額としては過去最大。

2020年11月1日時点の日本人人口1億2320万5000人(推計値)を基に単純計算すると、生まれたばかりの赤ちゃんから、100歳超の高齢者まで1人当たり987万円超の借金となる。

借金の大半を占める国債の残高は1年前から86兆5709億円増加して、1074兆1596億円。中でも、償還期限1年以内の短期国債が約49兆円増えた。

21年度予算でも、43兆5970億円の新規国債発行が予定されており、借金は一段と積みあがることになる。

バナー写真 : PIXTA

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