20年度のDV相談、早くも過去最多更新 : コロナ禍で在宅時間が増加
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いつ終わるかわからないコロナとの闘い。以前のような生活が戻るのか、雇用は守られるのか…誰もが不安を抱えている。そんなストレスが家族に向かってしまうのだろうか。
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2020年度のドメスティックバイオレンス(DV)の相談件数が4月から11月までの8カ月間で13万2355件となり、早くも19年度を1万3000件上回り、過去最多となっている。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛が影響した可能性がある。
内閣府は新型コロナ対策の一環として、24時間態勢で電話やメールを受け付ける「DV相談プラス」を20年4月に新設し、前年度よりも相談受付体制を充実させた。緊急事態宣言による外出自粛要請や在宅勤務の拡充で家庭内で過ごす時間が増えたことに加えて、雇用や生活への不安などから暴力に至る事例が増えているという。相談件数は特に5月と6月が多かった。
首都圏や関西圏などの大都市部を中心に1月に入っ再び緊急事態宣言が発令されており、助けを求める声は、今後、一段と増えそうだ。
バナー写真 : PIXTA