新型コロナウイルス感染症流行・7月の主な動き
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国内の新規感染1570人超に(7月31日)
国内で新たに1570人超の新型コロナウイルス感染者が確認された。1000人超となるのは3日連続。東京都では、初めて1日当たりの感染者数が400人を超え、463人となった。福岡170人、大阪216人、愛知193人など大都市部中心に感染が拡大している。
大阪・ミナミの一部店舗に休業要請(7月31日)
大阪府は大阪市の繁華街・ミナミ中心部の接待を伴う飲食店やカラオケ店のうち、府の「感染防止宣言ステッカー」を掲示せず対策を講じていない店に対して休業を要請する。期間は8月6~20日。また、対策を講じている店や、居酒屋など一般的な飲食店にも午後8時までの時短営業を求める。
沖縄県が独自の緊急事態宣言(7月31日)
沖縄県は8月1~15日の間、県独自の緊急事態宣言を発出する。那覇市内の飲食店に休業や営業時間の短縮を要請、県民には不要不急の外出や県外への渡航の自粛を求めた。特に、離島域の医療体制が脆弱(ぜいじゃく)であることから、県外からの来島に対してもできるだけ控えるよう理解を求めた。
国内の新規感染1300人超に(7月30日)
国内の新規感染者は1300人超となり、初めて1000人超となった29日に続き、2日連続で1日当たりの最多を更新。東京、大阪、愛知、福岡など大都市圏を中心に感染が急拡大している。
東京で過去最多367人の新規感染(7月30日)
東京の新規感染は367人。300人超えは7月23日に次いで2回目。小池百合子都知事は同日夕の会見で、8月3~31日の間、酒類を提供する飲食店とカラオケ店に対して午後10時までの短縮営業とするよう要請。全面協力する中小事業者に20万円の協力金を支給する。
1日当たりの国内感染1260人、東京は250人(7月29日)
国内で初めて、新規感染の確認が1000人を突破し1260人となった。東京250人、大阪221人、愛知167人、福岡101人、神奈川70人など都市部を中心に感染の勢いが増している。岩手県で初めて2人の陽性が確認され、47都道府県全てに感染が広がった。
全国で過去最多に並ぶ981人感染確認(7月28日)
東京では266人の新規感染が確認された。都内累計は1万1611人となった。一方、大阪155人、愛知109人、京都31人、岐阜25人、沖縄21人など各地で過去最多の感染が確認され、全国では過去最多に並ぶ981人に上った。
都内の感染者、7月だけで5120人に(7月27日)
東京都で131人の新規感染が確認された。200人以下となるのは1週間ぶりだが、検査数が少なかったことも影響しているとみられる。都内累計1万1345人のうち半数近い5120人は7月に入ってからのもので、感染拡大の勢いが増していることがうかがえる。
国内累計3万人を突破、東京、大阪、愛知、福岡など大都市圏で高水準(7月26日)
東京都で239人の新規感染が確認された。6日連続の200人超えで、都内累計は1万1214人となった。国内の累計感染者数は空港検疫なども含めて3万人を突破した。2万人を超えた7月7日からわずか3週間で1万人増加したことになり、感染拡大の勢いは増している。
全国で800人超の新規感染、東京は295人(7月25日)
東京で295人の新規感染が確認された。5日連続の200人超え。大阪132人、愛知78人など大都市部中心に感染が拡大し、全国では807人となった。
全国で777人の新規感染(7月24日)
東京で260人の新規感染が確認された。200人超となるのは4日連続。都内累計は1万680人となった。一方、大阪で149人と3日連続の100人超となった。福岡52人、愛知63人、埼玉45人など都市部を中心に感染が拡大しており、全国では777人となった。
再び緊急事態宣言を出す状況にない―安倍首相(7月24日)
安倍晋三首相は全国で感染が再拡大していることについて「高い緊張感を持って注視している。再び今、緊急事態宣言を出す状況にはない」との考えを示した。
鹿児島・与論島で離島クラスター(7月24日)
鹿児島県の人口5200人の離島・与論島で22~24日で合計23人の感染が確認された。感染者の多くは島外の医療機関などに搬送された。離島域は>医療体制がぜい弱なうえ、高齢化率が高いことから、鹿児島県などでは来島自粛を求めている。
全国で過去最多981人、東京は366人で連日の最多更新(7月23日)
国内で981人の新規感染が確認された。1日当たりの感染者としては22日の795人を大きく上回り、2日連続で過去最多を更新。都道府県別でも、東京366人、愛知97人福岡、66人、埼玉64人など大都市圏で過去最多を記録。大阪も2日連続の100人超となった。小池百合子東京都知事は、「年代的にも地域的にも感染が広がっている。感染しない、させないという意識を持って、4連休できるだけ外出を控えるようお願いしたい」と呼び掛けた。
全国で過去最多の795人感染確認、東京は累計1万人を突破(7月22日)
全国で795人の新規感染者が確認された。これまで最多だった4月11日の743人を上回り、過去最多を更新。東京では、新たに238人の感染が確認され、都内累計は1万54人となった。大阪121人、愛知64人、埼玉62人で過去最多を更新するなど各地で感染が拡大している。
Go To トラベルキャンペーンスタート(7月22日)
観光需要喚起策Go To トラベルキャンペーンがスタート。東京都を発着する旅行を適用除外とされた。
4連休は不要不急の外出自粛を―小池都知事(7月21日)
小池百合子東京都知事は7月23日から始まる4連休は不要不急の外出を自粛するよう都民に対して求める考えを表明した。特に重症化リスクの高い高齢者や既往症のある人に対して注意を促す。
東京の新規感染237人、愛知と福岡で過去最多の各53人(7月21日)
東京で237人の新規感染が確認され、都内の累計感染者数は9816人となった。7月に入ってから、1日と8日を除いて連日3桁台の新規感染が確認されている。愛知と福岡でそれぞれ過去最多の53人の新規感染が確認されるなど、東京圏以外でも都市部を中心に感染が広がっており、全国で631人に上った。
大阪で緊急事態宣言解除後で最多の89人感染(7月19日)
東京の新規の感染者は188人で、4日ぶりに200人を下回った。一方、大阪では緊急事態宣言解除後では最多の89人が確認された。
全国で664人感染、緊急事態宣言解除後の最多に(7月18日)
東京で290人の新規感染が確認された。1日の感染者数が200人を超えるのは3日連続。都内の累積の感染者数は9223人となった。神奈川、埼玉、千葉の首都圏に加えて大阪86人、京都25人など関西圏でも感染者数が増加しており、全国で緊急事態宣言解除後の最多となる662人の新規感染が確認された。
東京で過去最多の293人の新規感染(7月17日)
東京で293人の新規感染者が確認された。1日の感染者数としては16日の286人を上回って過去最多となった。累積の感染者数は8933人。都では、PCR検査を1日当たり4000件以上実施しており、これが感染増の一因になっているとしている。埼玉51人、神奈川43人、大阪53人など大都市圏中心に感染が拡大しており、全国では593人となった。
新規感染が全国で625人、東京は過去最多の286人(7月16日)
全国で確認された新規感染者数が625人に上った。1日に確認された数としては過去3番目の水準で、4月のピーク時に迫る勢い。過去最多となった東京の286人に加えて、大阪で66人、神奈川、埼玉、千葉の首都圏でも緊急事態宣言解除後の最多の感染が確認された。こうした事態を受け、政府は22日から始まる観光需要喚起策「Go To トラベル」キャンペーンについて、東京発着の旅行を対象から除外した。
Go Toキャンペーンに異論続出(7月15日)
小池百合子都知事は「Go To トラベル」キャンペーンについて、「延期なのか地域を限定するのか、一番良い方法を考えてもらいたい」と述べ、都民に対しては不要不急の都外への外出を控えるよう求めた。吉村洋文大阪府知事も「いきなり全国で開始することは反対」とし、関東圏、関西圏などのエリア単位など一定の制限の下での実施が望ましいとの考えを示した。
一方、日本医師会は新型コロナに対する「対策再強化宣言」を発表、中川俊男会長は、「収束していないのに前倒しでやるのはいかがなものか」とGo To トラベルキャンペーンの実施をけん制した。
東京7日連続で3桁台の新規感染 : 都知事「感染拡大警報を発すべき状況」(7月15日)
東京で165人の新規感染が確認された。9日から7日連続で3桁台の高水準となっている。都は感染状況の評価を「拡大しつつある」から、最も深刻な「拡大している」に引き上げた。小池百合子都知事は、「感染拡大警報を発すべき状況にある」として、感染拡大阻止への協力を求めた。
感染対策未実施の店には休業要請も―西村担当相(7月14日)
西村康稔経済再生担当相は、感染防止ガイドラインを守らないホストクラブ、キャバクラなど接待を伴う飲食店に対して、新型コロナ対策の特別措置法に基づく休業要請を検討する考えを示した。さらに、客に対しても、対策を実施していない店を利用しないよう呼び掛けた。
豪雨災害の熊本県に派遣された高松市保健師が感染(7月13日)
豪雨災害支援のため、熊本県に派遣された高松市の30代の男性保健師の感染が判明。保健師は8~11日まで被災した人の健康チェックや避難所の運営に従事していた。
東京で4日連続の新規感染200人超(7月12日)
東京で206人の新規感染が確認された。9日から4日連続の200人超で、東京の累計感染者数は7927人となった。埼玉、千葉で各31人、神奈川で24人など首都圏での増加が続いているほか、大阪は32人と、緊急事態宣言後の最多を更新した。
沖縄・米軍基地でクラスター(7月11日)
沖縄の米軍普天間飛行場(宜野湾市)とキャンプ・ハンセン(金武町など)で7日以降、61人の感染者が確認されていることが明らかになった。4日の米独立記念日前後には基地外でもパーティーが開かれ、日本人も参加していたとみられる。
東京で3日連続200人超の新規感染(7月11日)
東京で206人の新規感染が確認された。9日の224人、10日243人に続き、3日連続の200人超となった。東京都の感染者数は5月連休明け後は順調に減少し、1日当たりの新規感染確認は1桁台~50人以下で推移していた。しかし、緊急事態宣言が解除され、人の動きが活発になるにつれて感染者数は再び増加に転じ、7月に入って連日、高水準の新規感染が確認されている。
東京の新規感染243人で連日の最多更新、全国で400人超(7月10日)
東京で243人の新規感染が確認された。9日の224人を上回り、2日連続の過去最多更新。埼玉44人、神奈川32人、千葉12人など首都圏や、大阪22人、京都10人など関西圏を中心に感染が拡大、国内合計で400人を超えた。
Go To キャンペーン7月22日から : 大都市圏の感染拡大で懸念も(7月10日)
赤羽一嘉国土交通相は、観光業界を支援する「Go Toトラベル」キャンペーンを当初予定の8月上旬から前倒し、7月22日から始めると発表した。旅行代金の半額分を1人1泊当たり2万円を上限に補助する。補助のうち7割が代金の割引、3割分は旅行先での買い物などに使えるクーポン。利用回数に制限はない。
ただ、大都市圏で感染が拡大する中、比較的、感染者数が少ない観光地では、ウイルスが持ち込まれることへの懸念の声も上がっている。
イベント等の開催制限緩和 : プロ野球、Jリーグも観客入場(7月10日)
コンサートや展示会等のイベントの参加人数の上限を従来の1000人から5000人に緩和。プロ野球やJリーグなどのプロスポーツも最大5000人(ただし、定員の半分以下であることが条件)の観客の入場を認める。
東京、過去最多の224人の感染確認(7月9日)
東京では9日、新たに224人の新規感染が確認された。緊急事態宣言発令中の4月17日に記録した206人を上回って、過去最多。東京都の感染者数は5月連休明け後は順調に減少し、1日当たりの新規感染確認は1桁台~50人以下で推移していた。しかし、緊急事態宣言が解除され、人の動きが活発になるにつれて感染者数は再び増加に転じ、7月2~7日まで6日間連続で100人超となっていた。9日の感染者数には、ホストクラブを対象とした集団検査による陽性者が含まれるという。
全国の感染者2万人突破、東京は6日連続100人超に(7月7日)
東京では新たに106人の新規感染が確認され、都内累計は6973人となった。100人を超えるのは6日連続。埼玉27人、千葉11人、神奈川8人など首都圏を中心に感染が広がっているほか、ショーパブクラスターが発生した鹿児島市でも新たに8人の感染が確認され、全国では200人超となった。国内の累計の感染者数は空港検疫やチャーター便での帰国者も含めて2万人を突破した。
全国で274人の感染確認、東京は3日連続で100人超(7月4日)
東京で131人の新規感染が確認され、都内累計は6654人となった。100人を超えるのは3日連続。鹿児島県では34人の新規感染を確認。このうち30人はクラスターが発生している市内のショーパブの来店客など関係者。空港検疫も含めて全国で274人の感染が確認された。200人を超えるのは2日連続。
都内の新規感染2日連続で100人超(7月3日)
東京で124人の感染が確認された。100人を超えるのは2日連続。都内の感染者は大型連休明け以降は順調に減少していたが、6月中旬頃から再び、上昇基調に転じている。東京都の感染者は累計で6523人となった。一方、鹿児島で30人新規感染を確認。このうち28人はクラスターが発生してるショーパブの客やその関係者だった。
直ちに再び緊急事態宣言発出する状況にはない―菅官房長官(7月3日)
菅義偉官房長官は、東京で新規感染者が100人超となったことについて、20~30代が約7割を占めていることなどを指摘した上で、「重症患者は減少しており、直ちに再び緊急事態宣言を発出する状況に該当するとは考えていない」と述べた。
東京で2カ月ぶり100人超、鹿児島でも“夜の街”クラスター(7月2日)
東京で107人の新規感染者が確認された。1日当たりの感染者が100人以上となるのは、緊急事態宣言が出ていた5月2日以来、2カ月ぶり。都内の感染者は大型連休明け以降は順調に減少していたが、6月中旬頃から再び、上昇基調に転じている。小池百合子都知事は「感染拡大要警戒」の段階にあるとして、夜の街、夜の繁華街への外出を控えるよう呼び掛けた。また、鹿児島県では接待を伴う飲食店の従業員8人を含む9人の新規感染が確認されたほか、鳥取県、岡山県など比較的、感染者数が少なく抑えられてきた地域でも感染者が出た。
ディズニーランド&シー営業再開(7月1日)
2月末から休園していた東京ディズニーランドと東京ディズニーシー(いずれも千葉県浦安市)が4カ月ぶりに営業を再開した。入園者数を制限するため、オンラインで事前に日時指定をしたチケットのみ利用可能。入場前に検温し、園内ではマスクの着用を求められる。パレードやショーは休止し、ミッキーマウスなどのキャラクターとの握手やハイタッチもできない。
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バナー写真 : 国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真。コロナウイルス特有の冠状のスパイクタンパク質が観察できる(国立感染症研究所提供)