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最も早く冠雪する山は北海道・旭岳:富士山の平年日(9月30日)より5日先行

社会

秋も深まり、北国からは初霜、初雪の便りが届く季節となった。気象庁や各地の気象台のデータをもとに、全国各地の主な山の初冠雪日についてまとめた。

初冠雪日とは、夏が過ぎた後、山頂付近が積雪で白くなった様子が麓の気象台から初めて観測された日のこと。例年9月下旬から12月中旬にかけて、日本列島の北から南に向かって観測地点が広がっていく。

富士山(3776メートル)の平年の初冠雪日は9月30日。これより前に、日本で最も早く初冠雪を迎えるのが北海道最高峰の旭岳(2291メートル)だ。2020年の初冠雪は、平年より1日遅い9月26日。富士山はこれより2日遅れて28日に初冠雪を記録した。

東北以南の主な山の初冠雪データを見ると、今年は青森県の八甲田山で平年より2日早い10月15日、栃木県の男体山で平年より12日早い10月18日、富山県の立山で平年より9日遅い10月17日だった。

日本の主な山の初冠雪日

2020 2019 平年
北海道・旭岳(標高2291m) 9月26日 9月21日 9月25日
青森県・八甲田山(1584m) 10月15日 11月5日 10月17日
栃木県・男体山(2486m) 10月18日 11月12日 10月30日
山梨県・富士山(3776m) 9月28日 10月22日 9月30日
富山県・立山(3015m) 10月17日 10月22日 10月8日
滋賀県・伊吹山(1377m) 11月20日 11月16日
鳥取県・扇ノ山(1310m) 11月15日 11月14日
広島県・極楽寺山(693m) 2月18日(2020年) 12月11日
愛媛県・皿ヶ嶺(1271m) 12月28日 12月6日
大分県・由布岳(1583m) 12月4日 11月28日

2020年10月22日現在
各地気象台のデータより作成

バナー写真:2020年の初冠雪が観測された富士山=9月28日午前、横浜市から撮影(時事)

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