コロナが終息したら行きたい国は日本!: 強みは「おいしいゴハン」
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新型コロナウイルスの感染拡大で世界中で旅行需要が落ち込んでいる。日本を訪れる外国人旅行者の数も4カ月連続で99.9%減と壊滅状態。しかし、旅をする心まで失ったわけではないはず。
日本政策投資銀行と日本交通公社が6月にアジア8カ国・地域、欧米豪4カ国で暮らす人を対象に実施したウェブアンケートで、「コロナ感染終息後に海外旅行をしたいか」と聞いたところ、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」が82%に達した。
旅行したい国・地域(複数回答)は、日本が46%でトップ。2位は韓国22%、3位は台湾17%だった。
宿泊先について、過去に実施した調査ではアジア居住者、欧米居住者ともに「温泉のある日本旅館」が一番人気だった。今回の調査では、「温泉のある日本旅館」の割合が下がり、「豪華で快適なホテル(西洋式)」の割合が上がっている。DBJでは「行動履歴不明の人と共用で利用する温泉やスパ、サウナなどで感染への不安があるのではないか」と分析している。
行きたい旅行先として選ばれる、日本の強みはいったい何なのか?「コロナの流行終息後に、その国・地域を訪れたい理由(複数回答)」を聞いたところ、日本を希望の旅行先として選んだ人が評価しているのは、「食事が美味しい」43%、「以前も旅行して気に入った」37%、「清潔」36%、「治安が良い」33%などの項目だった。一方、「多言語対応」の点では評価が低く、「コロナ被害が少ない」国としても認知されていないようだ。
競合である台湾は、日本以上に「食事が美味しい」49%ことが高く評価され、「コロナ被害が少ない」こともポイントとなっている。
希望の旅行先として日本を選んだ人に訪問したい地域を聞いたところ、最も多かったのは東京の47%で、北海道42%、関西37%が続いた。東京近郊(横浜・箱根など)は30%だった。
バナー写真 : PIXTA