回転すし、最初もシメもサーモン!: 「注文して握ってもらうネタ」を食べる人7割超
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「すし」が、大人ばかりでなく、小さな子どもにまで幅広く愛される“大衆食”となったのは、リーズナブルに手軽に食べられる回転すし店あってこそだろう。マルハニチロが実施した「回転寿司(すし)に関する̪消費者実態調査2020」で、全国の15~59歳の男女1万3595人に、すしを店で食べるのか、購入して自宅などで食べるのかを聞いたところ(複数回答)、「回転すし」と答えた人が77.4%に上った。
回転すし店を利用する際に1人当たりが支払う額は「1000~2000円未満」が60.8%と最も多く、平均は1514円。「回転すし店で、1皿いくらくらいだと高過ぎて手が出ないか」聞いたところ、「500~600円未満」28.2%、「300~400円未満」24.5%に回答が集まり、平均額は538円だった。
回転すし店で「よく食べるネタ」は、「サーモン」が47.3%で2位のマグロ・赤身を10ポイント以上引き離した。サーモンが1位となるのは2012年の調査から9年連続だ。一方、「我慢することが多いネタ」には大トロ、中トロ、ウニ、アワビなど の高級ネタが並ぶ。
よく食べるネタ
(%) | |
---|---|
サーモン | 47.3 |
マグロ・赤身 | 33.5 |
マグロ・中トロ | 29.8 |
ハマチ・ブリ | 28.3 |
エビ | 27.9 |
ネギトロ | 22.3 |
イカ | 21.4 |
えんがわ | 21.3 |
イクラ | 19.1 |
アジ | 16.5 |
出所 : マルハニチロ「回転すしに関する消費者実態調査2020」
我慢することが多いネタ
(%) | |
---|---|
マグロ・大トロ | 22 |
ウニ | 9.6 |
マグロ・中トロ | 9.2 |
アワビ | 5.7 |
いくら | 4.9 |
ウナギ | 4.8 |
カニ | 4.2 |
キンメダイ | 3 |
ホタテ | 2.9 |
カキ | 2.2 |
出所 : マルハニチロ「回転すしに関する消費者実態調査2020」
ただ、「最初に食べるネタ」「シメに食べるネタ」としてもサーモンはトップとなっている。高いネタをあきらめて仕方なくサーモンを食べているというわけではなく、回転すしのネタとして不動の人気を獲得していると言えそうだ。
最初に食べるネタ
(%) | |
---|---|
サーモン | 20.9 |
マグロ・赤身 | 11.7 |
ハマチ・ブリ | 7.5 |
エビ | 6.0 |
えんがわ | 4.8 |
出所 : マルハニチロ「回転すしに関する消費者実態調査2020」
シメに食べるネタ
(%) | |
---|---|
サーモン | 11.8 |
鉄火巻き | 4.7 |
マグロ・赤身 | 4.6 |
マグロ・中トロ | 4.5 |
玉子 | 4.2 |
出所 : マルハニチロ「回転すしに関する消費者実態調査2020」
「回っているネタ」と「注文して握ってもらうネタ」のどちらを多くか食べるか聞いたところ、「握ってもらうネタ(計)」が73.8%だった。お手頃な回転すし店といえども、「食べたいネタを握りたてで」食べるとおいしさはワンランクアップ。特に、女性は約8割が注文して握ってもらって食べており、「おいしい」へのこだわりがうかがえる。
バナー写真 : ぱくたそ