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ほぼ鎖国 : 4月の訪日外国人99.9%減

経済・ビジネス 国際交流

2019年の訪日客は史上最高の3188万人となり、政府は20年は4000万人の目標を掲げていた。新型コロナウイルスは、わずか半年足らずで、地道に積み上げてきたインバウンド需要を消滅させてしまった。

日本政府観光局のまとめによると、4月の訪日外国人客は、前年同月比99.9%減の2900人だった。1964年の統計開始以来、1万人を割り込んだのは初めて。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、多くの国で外出禁止や海外渡航制限をしており、実質的な鎖国政策が行われている。日本のみならず、世界中で海外旅行需要は消滅したも同然の状況に陥っている。

中国人客は2019年4月は72万6132人だったのに対して、20年4月はわずか200人と、ほぼ100%減。韓国300人、台湾300人、昨年までのインバウンド需要をけん引した東アジアからの旅行客は激減。

4月は欧米諸国で感染症拡大の深刻度が増したことで、3月は若干残っていた欧米諸国からの訪日客も消滅。米国は300人、ドイツ、イタリア、スペインは10人未満だった。

バナー写真 : 閑散とするJR新大阪駅の新幹線ホーム(時事)

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