100年前の都道府県別人口、神奈川県は茨城県よりも下の15位だった
歴史 社会 文化 暮らし
今年2020年は日本で最初の国勢調査から100年目。当時の日本にタイムスリップ。
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
2020年は5年に1度の国勢調査の年。そして、初めて国勢調査が実施された1920年(大正9年)から100年目の節目に当たる。100年前の日本はどんなだったか? 今回は都道府県の人口ランキングをご紹介。
1920年と2019年の都道府県別人口トップ20をリストアップすると、東京の首位は変わらず。現在は首都圏と「太平洋ベルト地帯」と呼ばれるエリアに人口が集中しているが、1920年は現在ほどには一極集中していない。関東1都6県のうち栃木県と群馬県はトップ20圏外だった。しかも、現在は東京に次ぐ人口規模を誇る神奈川県が、茨城県や千葉県よりも下位の15位にとどまっていた。
1920年リストで意外感があるのは、新潟県の7位だろうか。新潟県は米どころで、江戸時代は海運の要所・北前船航路の中継地として繁栄し、富と人を集めた。明治期に都道府県別人口でトップに立った時期もあったが、物流が海運から陸上へとシフトするにつれて、順位を落としていった。
1920年と2019年の都道府県人口トップ20
1920(大正9年) | 2019(令和元年) | ||
---|---|---|---|
東京 | 3,699,428 | 東京 | 13,942,856 |
大阪 | 2,587,847 | 神奈川 | 9,200,166 |
北海道 | 2,359,183 | 大阪 | 8,823,453 |
兵庫 | 2,301,799 | 愛知 | 7,552,873 |
福岡 | 2,188,249 | 埼玉 | 7,337,330 |
愛知 | 2,089,762 | 千葉 | 6,279,026 |
新潟 | 1,776,474 | 兵庫 | 5,463,609 |
長野 | 1,562,722 | 北海道 | 5,248,552 |
静岡 | 1,550,387 | 福岡 | 5,110,113 |
広島 | 1,541,905 | 静岡 | 3,639,226 |
鹿児島 | 1,415,582 | 茨城 | 2,868,041 |
福島 | 1,362,750 | 広島 | 2,807,987 |
茨城 | 1,350,400 | 京都 | 2,583,140 |
千葉 | 1,336,155 | 宮城 | 2,303,160 |
神奈川 | 1,323,390 | 新潟 | 2,222,004 |
埼玉 | 1,319,533 | 長野 | 2,049,023 |
京都 | 1,287,147 | 岐阜 | 1,988,931 |
熊本 | 1,233,233 | 栃木 | 1,942,312 |
岡山 | 1,217,698 | 群馬 | 1,937,626 |
長崎 | 1,136,182 | 岡山 | 1,891,346 |
出所 : 総務省
バナー写真 : ぱくたそ