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ラグビーW杯、決勝進出パターンはこれだ! : にわかファン向けに詳説

スポーツ 社会

アイルランドが12日のサモア戦でボーナスポイントを含む勝ち点5を挙げ、決勝トーナメント進出を決めた。日本の命運は13日のスコットランドとの直接対決にかかっている。決勝T進出パターンを詳しく紹介。

【8日公開、12日アイルランド対サモア戦終了後に更新】

ラグビーワールドカップで快進撃を続けてきた日本は、果たして悲願の決勝トーナメント(以下、決勝T)進出なるか。

予選プールAからは、12日時点で4試合全て消化し、勝ち点16を挙げたアイルランドが決勝T進出を決めた。日本は勝ち点14、スコットランドは10。残り一枠に入れるかは、スコットランドとの直接対決に掛かっている。

日本が勝てば4連勝で文句無しの決勝進出となるが、敗戦でも可能性はある。その場合のポイントとなるのが「8点以上離されない」「4トライさせずに、4トライを狙う」ということだ。決勝T進出パターンを「にわかファン」にもわかるように、詳しく説明する。

■プールA 順位と勝ち点(10月12日時点)

1位 2位 3位
アイルランド16
(世界ランク4位)
日本14
(8位)
スコットランド 10
(9位)
  • 勝ち点=勝者:4ポイント、引き分け:2ポイント、敗者:0ポイント
  • ボーナスポイント(BP)=4トライ以上(勝敗に関係なく加算):1ポイント、7点差以内での敗北:1ポイント

●プールA 最終戦

日付 開始時間 対戦カード 開催都市
10/13(日) 19:45 日本 対 スコットランド 横浜

以下の検討パターンで黄色は10月12日時点での獲得ポイント実績。緑は日本対スコットランド戦の獲得ポイントの想定を示す。

【引き分け以上なら決勝へ】

引き分けでも日本とスコットランドの勝ち点差は縮まらず、日本が決勝Tに進出する。日本は勝ち点3以上であれば予選1位通過。

【スコットランドの勝ち点5の場合BP2が必要】

スコットランドが直接対決で勝ち点5(勝利+BP1)を挙げた場合、合計は「15」となる。日本は「4トライ以上」「7点差以内での敗戦」の2つの条件を満たしてBP2を積み増せば、スコットランドを上回り決勝進出となる。

【スコットランドが勝ち点4の場合BP1が必要】

スコットランドが直接対決で勝利するも、BPを逃すと勝ち点の合計は「14」となる。日本は「4トライ以上」または「7点差以内の敗戦」のどちらかでBP1を積み増せば、スコットランドを上回り決勝進出となる。

【スコットランドと日本の勝ち点が並ぶと予選リーグ敗退】

スコットランドが直接対決で勝ち点4、日本が勝ち点ゼロの場合「14」で並び、スコットランドが勝ち点5を取り、日本がBP1を挙げると「15」で並ぶ。

勝ち点合計が同じ時は、直接対決勝利の方が優位なため、決勝T進出はアイルランドとスコットランドとなり、日本は前回イングランド大会同様、3勝挙げながら決勝進出を逃すことになる。

【台風で試合中止なら決勝へ(引き分け以上と同じ)】

台風19号の影響で日本とスコットランドの直接対決が中止の場合、引き分け扱いで両チームに勝ち点2が加算されることになっており、日本はポイント数で上回る。アイルランドには直接対決で勝っているので、プール1位での決勝進出が決まる。

(大会組織委員会は、13日の試合について、台風通過後の安全性を調査の上、原則キックオフ6時間前までに試合開催可否を判断するとしている)

バナー写真:時事

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