
世界一安全な都市は東京、大阪3位 : 英エコノミスト誌調査
都市 経済・ビジネス 社会 防災
英エコノミスト誌の調査機関が2015年から実施している安全な都市ランキングで、東京が3回連続で1位になった。
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英経済誌エコノミストの調査部門(The Economist Intelligence Unit=EIU)がまとめた世界主要都市の安全性ランキング2019年版で、東京が総合ランキングで1位となった。大阪は3位。調査は2015年から隔年で実施されており、東京は3回連続の総合1位。調査は世界の60都市を対象として、57の指標を「医療・健康環境の安全性」「サイバーセキュリティー」「インフラの安全性」「個人の安全性」の4つのカテゴリーに分けて分析している。
安全な都市トップ15 (最高点=100)
※全60都市のランキングはこの記事の末尾に掲載
1 | 東京 | 92.0 |
2 | シンガポール | 91.5 |
3 | 大阪 | 90.9 |
4 | アムステルダム | 88.0 |
5 | シドニー | 87.9 |
6 | トロント | 87.8 |
7 | ワシントンDC | 87.6 |
8 | コペンハーゲン | 87.4 |
8 | ソウル | 87.4 |
10 | メルボルン | 87.3 |
11 | シカゴ | 86.7 |
12 | ストックホルム | 86.5 |
13 | サンフランシスコ | 85.9 |
14 | ロンドン | 85.7 |
15 | ニューヨーク | 85.5 |
平均値 | 71.2 |
出所 : Safe Cities Index 2019/The Economist Intelligence Unit
日本の強さが際立ったのは、「医療・健康環境の安全性」の分野で、大阪が1位、東京が2位だった。ヘルスケアサービスの質やアクセス、安全で良質な食品、水と大気の安全性、救急サービスのスピードなどの項目で満点かそれに準じるスコアだったという。
東京は犯罪発生率の低さに加え、自然災害の防災インフラやコンピューターのウイルス感染率の低さなどでも高い評価を得た。
総合ランキングの2位にはシンガポールが入ったほか、ソウルも8位にランクインした。EIUは「アジアという地理的要因よりも、これまで住民と自治体が取り組んできた環境作りに負うところが大きい」としている。
バナー写真:PIXTA