東京2020で史上最多58個のメダル獲得―金は27個 : 日本の夏の五輪メダル数
東京2020 社会 スポーツ
時差がなく、食事や練習環境などの面で「開催国は有利」であることは、過去の五輪大会の結果を見ても明らか。地の利を生かして、日本選手団は事前の想定以上の好成績を上げた。累計メダル獲得数は 金27 / 銀14 / 銅17の計58個となり、過去最多の2016年リオデジャネイロ大会の41個を大きく超えた。金メダル数は1964年の東京大会と04年アテネ大会の16を上回り、史上最多となった。
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2016年ブラジルのリオデジャネイロ大会では、日本選手団は11競技で41個(金12・銀8・銅21)のメダルを獲得し、12年ロンドン大会の38個を上回る過去最高のメダル数となった。
過去のオリンピックを振り返ってみると、ほとんどのケースで、開催国がその前後の大会と比べて多くのメダルを獲得している。時差や食事、練習環境などでストレスが少ない、地元の熱い応援を力にできるなどのメリットがあるためだ。今回はほとんどの競技が無観客開催となったため、会場で直接、選手に声援を送ることはできなかった。それでも選手たちは自国開催のメリットを生かして数々の記録を生み、史上最多のメダルを獲得した。
過去の夏季五輪での日本のメダル獲得数
開催都市 | 金 | 銀 | 銅 |
---|---|---|---|
2020 東京 (メダリスト一覧) | 27 | 14 | 17 |
2016 リオデジャネイロ | 12 | 8 | 21 |
2012 ロンドン | 7 | 14 | 17 |
2008 北京 | 9 | 8 | 8 |
2004 アテネ | 16 | 9 | 12 |
2000 シドニー | 5 | 8 | 5 |
1996 アトランタ | 3 | 6 | 5 |
1992 バルセロナ | 3 | 8 | 11 |
1988 ソウル | 4 | 3 | 7 |
1984 ロサンゼルス | 10 | 8 | 14 |
1980 モスクワ | 不参加 | ||
1976 モントリオール | 9 | 6 | 10 |
1972 ミュンヘン | 13 | 8 | 8 |
1968 メキシコシティ― | 11 | 7 | 7 |
1964 東京 | 16 | 5 | 8 |
1960 ローマ | 4 | 7 | 7 |
1956 ストックホルム(馬術のみ) | 不参加 | ||
1956 メルボルン | 4 | 10 | 5 |
1952 ヘルシンキ | 1 | 6 | 2 |
1948 ロンドン | 不参加 | ||
1936 ベルリン | 6 | 4 | 10 |
1932 ロサンゼルス | 7 | 7 | 4 |
1928 アムステルダム | 2 | 2 | 1 |
1924 パリ | 0 | 0 | 1 |
1920 アントワープ | 0 | 2 | 0 |
1916 ベルリン | 中止 | ||
1912 ストックホルム | 0 | 0 | 0 |
1964年東京
1992年バルセロナ(スペイン)
1996年アトランタ
2000年シドニー
2004年アテネ
2008年北京
2012年ロンドン
2016年リオデジャネイロ
グラフ・表は各国オリンピック委員会の公式サイトの情報と各種報道を参考とした
東京2020 日本の日別獲得メダル
8月4日 | 【金】四十住さくら(スケートボード女子パーク) 【銀】開心那(スケートボード女子パーク) |
8月3日 | 【金】入江聖奈(ボクシング女子フェザー級)、橋本大輝(体操男子種目別・鉄棒) 【銅】屋比久翔平(レスリング男子グレコローマンスタイル77kg級) |
8月2日 | 【銀】文田健一郎(レスリング男子グレコローマンスタイル60kg級) 【銅】村上茉愛(体操女子種目別・ゆか) |
8月1日 | 【銅】萱和磨(体操男子種目別・あん馬) |
7月31日 | 【銀】柔道ジャパン(柔道混合団体)【銅】古川高晴(アーチェリー男子個人) |
7月30日 | 【金】素根輝(柔道女子78kg超級)、加納虹輝・山田優・宇山賢・見延和靖(フェンシング男子団体エペ)【銅】東野有紗・渡辺勇大(バドミントン混合ダブルス) |
7月29日 | 【金】浜田尚里(柔道女子78kg級)、ウルフ・アロン(柔道男子100kg級) 【銅】伊藤美誠(卓球女子シングルス) |
7月28日 | 【金】大橋悠依(競泳女子200m個人メドレー)、新井千鶴(柔道女子70kg級)、橋本大輝(体操男子個人総合)【銀】本田灯(競泳男子200mバタフライ) |
7月27日 | 【金】永瀬貴規(柔道男子81kg級)、上野由路子らソフトジャパン(ソフトボール)【銀】五十嵐カノア(サーフィン男子)【銅】都築有夢路(サーフィン女子)、安藤美希子(重量挙げ女子59kg級) |
7月26日 | 【金】西矢椛(スケートボード女子ストリート)、大野将平(柔道男子73kg級)、伊藤美誠・水谷隼(卓球混合ダブルス) 【銀】橋本大輝・萱和磨・北園丈琉・谷川航(体操男子団体) 【銅】中山楓奈(スケートボード女子ストリート)、武藤弘樹・河田悠希・古川高晴(アーチェリー男子団体)、芳田司(柔道女子57kg級) |
7月25日 | 【金】大橋悠依(競泳女子400m個人メドレー)、堀米雄斗(スケートボード男子ストリート)、阿部詩(柔道女子52kg級)、阿部一二三(柔道男子66kg級) |
7月24日 | 【金】高藤直寿(柔道男子60kg級) 【銀】渡名喜風南(柔道女子48kg級) |
(オリジナルの記事は2019年8月28日公開、編集を加えた上で2021年7月22日再公開)
バナー写真 : 時事
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