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中学生の5割、高校生の9割がスマホ保有 : 保護者が連絡手段を確保するため?

社会 暮らし

今や、友だちとのコミュニケーションにスマホは欠かせないものとなった。高校生の9割がスマホを所持しているという。

個別指導学習塾の明光義塾が全国の小学4年生~高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に実施した調査で、中学生は53.5%、高校生は91.5%がスマートフォンを持っていると回答した。

携帯電話を子どもに持たせたタイミングとして最も多かったのは「高校1年生」が26.6%で最も多く、次いで「中学1年生」の21.6%で、進学がスマホを持つきっかけとなっているようだ。

子どもがスマホを持つ年齢として適切と保護者が考えるのは、「高校1年生」が49.9%で最も多く、「高校生以下は持つ必要はない」も13.1%だった。「中学生」「小学生」が適切と答えた人は合計で35%にとどまったが、実際には、適切と考えるタイミングよりも早い段階で子どもにスマホを持たせていることになる。

スマホを持たせたきっかけとしては、「LINEで子どもと連絡を取るなど親の都合」が61.2%、「子どもの友人の多くがスマホを持っているから」39.2%、「子どもが欲しがったから」20.1%だった。

具体的な回答としては、「高校生活が始まると帰りが遅くなるので、連絡が確実に取れるように持たせた」(中3保護者)、「塾や習い事に電車やバスを利用して一人で行っているため」(高1保護者)、「第一志望の高校が自宅から遠く、連絡手段として必要だと思った。公衆電話もなかなかないので」(中3保護者)などの回答があり、子どもを心配する親心が伝わってくる。

子どもがダウンロードしているアプリで圧倒的に多いのはLINEなどのメッセージ機能が85.3%で、次いでゲームや動画なども多かった。勉強用のアプリはわずか17%だった。

バナー写真 : PIXTA

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