
【Photos】クリエイティブディレクター・佐藤可士和の世界
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企業のビジュアル・コミュニケーション、幼稚園やミュージアムの空間、地場産業の復興、そして歌舞伎や有田焼など日本の伝統を今に更新するプロジェクト――。クリエイティブディレクター、佐藤可士和の仕事を見ると、その幅の広さに圧倒される。
佐藤にとって、それらを手がけることは自己表現ではない。クライアントから提示された課題を解決するという、プロフェッショナルとしての姿勢の表出である。
「仕事は規模じゃない。どれだけシャープなコンセプトが社会に提示できるか」
そう語る佐藤は、「ひと目で相手に伝わること」を何よりも重視し、力強い「アイコン」を創造することで、言語の壁を突破しようとする。
極限まで追求した「ひと目」の背後には、佐藤のデザイン哲学である「アイコニック・ブランディング(ICONIC BRANDING)」の思考が詰まっている。
文=清野 由美
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佐藤可士和がブランディングの真髄について語るインタビュー。
佐藤可士和(クリエイティブディレクター)「アイコンの力でコミュニケーションの壁を突破する」
ユニクロのグローバル旗艦店「パリ オペラ店」のオープン(2009 年10月)に合わせて街中を巻き込んだビジュアル戦略が展開された。
ユニクロでの最初の仕事が、同ブランド初のグローバル旗艦店「ニューヨーク ソーホー店」(2006年11月オープン)のクリエイティブディレクションだった。
東京・立川市の「ふじようちえん」。老朽化した園舎の建て替えにあたり、周辺環境も含めた全般的なリニューアルをディレクション。園児のTシャツに描かれたロゴも佐藤可士和デザイン。園舎の設計は手塚建築研究所。
日清食品創業者の名を冠した「安藤百福発明記念館」、通称カップヌードルミュージアム(横浜市中区)では、総合プロデューサーとしてさまざまなアイディアを実現させた。
カップヌードルミュージアム内のショップ。グッズのデザインも手がける。
愛媛県今治市の地場産品であるタオルをブランディング。直営店をファッションの発信地、東京・南青山にオープンした。