【Photos】富士山 精霊たちの宿る山

文化

大山 行男 (撮影) 【Profile】

富士山は、日本の精神文化の源となる聖なる山だ。40年近く富士山の写真を撮り続けてきた写真家・大山行男が捉えたそのスピリチュアルな世界を紹介する。「大山行男の富士山」の続編。

大山行男は富士山に一生を捧げた写真家である。

樹海に分け入り、火口底に降りたち、風穴に遊ぶ。

富士山の隅々まで知り尽くした男が捉えたその姿は、この山が自然に恵まれたスピリチュアルな場所だということに気づかせてくれる。

富士山の胎内へと向かっていくうちに、大山はこの山に宿る精霊たちの存在を信じるようになった。

「森の精霊や妖精、それが難しかったら妖怪でもいいから会いたい」と大山は言う。

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富士山に憑(つ)かれた男 写真家 大山行男
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【Photos】 大山行男の富士山

山中湖
山中湖

白糸の滝
白糸の滝

大沢岩樋
大沢岩樋

須走三合目
須走三合目

青木ヶ原樹海の溶岩樹型。溶岩樹型とは、流れ出した溶岩に飲み込まれた樹木が燃え尽きて、幹の型だけが空洞となって残ったもの。
青木ヶ原樹海の溶岩樹型。溶岩樹型とは、流れ出した溶岩に飲み込まれた樹木が燃え尽きて、幹の型だけが空洞となって残ったもの。

氷池
氷池

大室山の倒木
大室山の倒木

青木ヶ原樹海
青木ヶ原樹海

赤塚
赤塚

青木ヶ原樹海
青木ヶ原樹海

本栖風穴
本栖風穴

御殿庭
御殿庭

須走五合目
須走五合目

富士山頂から見た火口
富士山頂から見た火口

須走五合目
須走五合目

大室山の倒木
大室山の倒木

須走二合目
須走二合目

南アルプス赤石岳から眺めた富士山
南アルプス赤石岳から眺めた富士山

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    大山 行男 (撮影)OHYAMA Yukio経歴・執筆一覧を見る

    写真家。1952年生まれ。1976年から富士山の撮影を開始。1985年、富士山麓の山梨県忍野(おしの)村に転居。1990年、同県富士河口湖町の富士ヶ嶺(ふじがね)に自宅を構える。居間には富士山の見える一枚ガラスの大きな窓が作られ、24時間富士山と向き合いながら暮らしている。『大地の富士山』(山と渓谷社)など。2011年、日本写真家協会作家賞を受賞。

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