【Photos】大山行男の富士山
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雄大かつ優美な山容で世界中にその名を知られる富士山。そんな富士山がついに世界遺産になった。この山に身も心も捧げた大山行男さんの作品を通して、四季折々、様々な場所から捉えられた富士山の姿を紹介する。
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日本の最高峰・富士山(3776m)は、古来より多くの人々を引きつけてやまない美しい山だ。
写真家・大山行男は、富士山と向き合いながら、40年近くそのさまざまな表情を捉えてきた。
写真家・大山を翻弄する女神
富士山写真の第一人者として有名な大山行男は、「富士山は、男を翻弄する女神だ」と言う。大山は1976年に富士山に出会ってから、ひたすら富士山に向き合い作品を発表してきた。総重量25kgの機材を背負って富士山やその周辺の山々に登り、2週間近く滞在しながらじっとシャッターチャンスを待つということを繰り返してきた。
「富士山は気まぐれで、なかなかいい表情を見せてくれない。だから、ひたすら待つ。富士山の奴隷のようなもの。雨が降っても、雪が降っても、強烈な陽ざしの時でも、待つしかない。しかしほんの一瞬、信じられないような光景に出くわすことがある。そんな時は、言葉にはならない衝撃が全身を駆け抜ける。
これから死ぬまで、何度そうした富士山に遭遇できるか…。でも、そうしたチャンスを逃したくなくて、また山へ向かってしまうんだ」
撮影ポイントMAP
それぞれの撮影ポイントをクリックすると、撮影者からの一言がご覧になれます。