和風のハローキティルームで夢心地に:キティラー垂ぜんの客室が、浅草東武ホテルに誕生
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浅草ならではの「ハローキティ×和」の客室
猫をモチーフにしたサンリオのキャラクター「ハローキティ」は、1974年11月1日生まれ。左耳のリボンがトレードマークで、日本では「キティちゃん」の愛称で親しまれている。当初は子ども向けのキャラだったが、次第に幅広い層にファンが増え、90年代後半には熱心にグッズを収集する「キティラー」が出現。2000年頃から海外でも人気が爆発し、レディー・ガガやヒルトン姉妹などのセレブにも愛好家が多いのは有名だ。
そんな人気キャラの世界観で、ホテルの客室をデコレーションしたのが「ハローキティルーム」。テーマパーク「サンリオピューロランド」(東京・多摩市)近くの京王プラザホテル多摩を筆頭に、中部国際空港セントレアホテルなど国内数カ所に設置されている。東京23区内で唯一、ハローキティルームに泊まることができるのが、東武浅草駅の目の前、雷門まで徒歩3分という好立地で2020年10月8日にオープンする浅草東武ホテル。東京随一の歴史ある観光地ということもあり、今までのファンシーなハローキティルームとは一味違う、“和”の演出を施しているのが特徴だ。
キティやリボンのシルエットを探すのが楽しい
浅草東武ホテルのハローキティルームは、「桜天女」「和モダン」の2タイプが各3部屋。いずれも店員4人。
桜をモチーフにした「桜天女」ルームは、パステルピンクを基調とした座敷のある部屋で、天女姿のキティが迎えてくれる。桜が舞う壁紙やリボンを散りばめた寝具はもちろん、バスルームやトイレまでハローキティ尽くし。ピンクの畳の縁にもリボンがあしらわれ、メモ帳や客室ナンバーのプレートにもキティがいる。
少し落ち着いた雰囲気の「和モダン」ルームは、明治後期から大正時代にかけての浅草のハイカラさがコンセプト。和傘や日本の伝統文様「麻の葉」などとリボンが絶妙にマッチし、ひらがなを使用した「はろうきてぃ」のロゴもかわいい。家具の取っ手や部屋の間仕切りのロールカーテンにもリボンがあり、キティラーならあらゆるキティグッズと記念撮影をしているうちに、すぐに数時間過ぎてしまうだろう。
浅草やスカイツリーはもちろん、栃木・日光への観光にも便利
ホテルのスタッフは「ハローキティのファンの方に加え、お子さん連れの家族など幅広い層に宿泊してほしい。特に女子会での利用は盛り上がると思う」としつつ、「1日も早く、海外からの観光客もハローキティと共にお迎えしたい」とコロナ終息を願っていた。
ハローキティルームの宿泊料金は季節やプランで変動するが、開業記念として2020年10月8日から12月18日まで朝食付きで1室2万8000円で提供する。4人まで泊まれるので、1人あたり7000円とリーズナブルだ。8月24日から9月4日までの期間限定で予約を受け付ける。
浅草東武ホテルは地上14階建てで、ツインルームが中心の客室数は全253室。窓から浅草寺の本堂や仲見世、スカイツリーが眺められる部屋や、好きな具材のおにぎりを目の前で握ってくれる朝食など魅力が多い。東武線を利用すれば日光への日帰り観光も可能で、東京メトロ銀座線や都営浅草線の駅も近く、上野や銀座、渋谷へのアクセスも容易だ。
(C)1976, 2020 SANRIO CO., LTD.(H)
●フォトギャラリー
取材・文・写真=ニッポンドットコム編集部
バナー写真:「和モダン」タイプのハローキティルーム
(C)1976, 2020 SANRIO CO., LTD.(H)