283枚の田が作り出す幻想的な風景「浜野浦の棚田」：佐賀の自然・景観スポット（6）

浜野浦の棚田

玄海町の北西部に位置し、浜野浦川の下流域にある。大小283枚の田んぼが、玄界灘に面した海岸から駆け上がる階段のように、斜面を幾重にも連なっている。

特に、田に水を入れて土を砕いて平らにする代（しろ）かきから田植えの時期（4月下旬〜5月上旬）には、夕陽でオレンジ色に染まり、海と水田とあぜ道とが描く造形美が見事だ。棚田の規模は、11.5ヘクタール。畦畔（けいはん）は石積みで戦国・江戸時代から延々と受け継がれてきた。日本の棚田百選にも選ばれている。

夕日が日本海と棚田をオレンジ色に染める

恋人の聖地のモニュメント

唐津市鎮西町から外津大橋を渡り、国道204号を車で5分ほど南下した所に、この棚田を一望できる展望台がある。ここからの風景は、プロポーズするのに相応しい「恋人の聖地プロジェクト」（NPO法人地域活性化センター）に選定され、モニュメントが設置されている。

●交通アクセス
JR唐津線「唐津駅」より車で約30分

編集協力：一般社団法人 佐賀県観光連盟
佐賀県の観光情報ポータルサイト：あそぼーさが 「浜野浦の棚田」紹介ページ
（バナー写真：玄界灘と浜野浦の棚田）