現存天守が残る名城「弘前城」:青森の歴史・文化スポット(2)

弘前城

弘前城の雪灯籠まつり

弘前城は、津軽統一を成し遂げた津軽為信(ためのぶ)によって計画され、1610年(慶長15)年から2代藩主・信枚(のぶひら)が築城を開始し、翌年に完成した。以後、津軽氏の居城として、廃藩に到るまでの260年間藩政の中心地であった。

弘前城は東西約600メートル、南北約1000メートル、面積約50ヘクタールの広大な敷地に、3重の濠(ほり)と土塁に囲まれた6つの郭(くるわ)から構成されている。城内には、天守閣、櫓(やぐら)3棟、城門5棟が残され、いずれも国の重要文化財に指定されている。城跡は築城当初の形態が残されており、1952(昭和27)年に国の史跡として指定を受けた。

東北で唯一の現存天守(江戸時代またはそれ以前に建設され、現在まで保存されている天守閣)が残っている。

城の敷地は現在「弘前公園」となっており、桜の名所として名高い。

●交通アクセス
JR弘前駅前弘南バス乗り場より、100円循環バスに乗車(所要時間約15分)、市役所前下車

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バナー写真:建築当時の姿を今に伝える弘前城の天守閣

編集協力:青森県観光情報サイト「アプティネット 」 

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