岐阜県 奥飛騨温泉郷:心も体も癒やされる源泉掛け流しの湯【6】

・露天風呂の数が日本一
・山あいの至る所で湯量豊富な温泉が湧く
・泉質の異なる5つの温泉が楽しめる

北アルプスの麓に露天風呂が点在

北アルプスの穂高連峰の西側に広がる「奥飛騨温泉郷」。岐阜県高山市にある「平湯」「福地」「新平湯」「栃尾」「新穂高」という、それぞれ趣の異なる5つの温泉地からなり、宿の総数は約140軒。そのほとんどに露天風呂が備わっていて、3000メートル級の山々を眺めながらの入浴が楽しめる。露天風呂の数は、温泉地で日本一だという。「高温で湯量が豊富、しかも湯質がいい」と、超一級の温泉郷として評判が高い。

足洗いの湯(新穂高温泉中尾高原)

平湯温泉は、上高地への岐阜県側のアクセス起点でもある。温泉郷の中で最も古い歴史を持ち、檜(ひのき)風呂や岩風呂など個性的な露天風呂を備えた老舗旅館が多い。土産物屋も多く、にぎやかで温泉街の風情が感じられる。

平湯温泉の湯

福地温泉は、平湯川沿いにある、こぢんまりとした山あいの温泉地。古い民家を移築した趣のある宿が多く、「山里の秘湯」と呼ぶのにふさわしい。

新平湯温泉は、焼岳(やけだけ)の麓に広がる最大規模を誇る温泉地。団体客が宿泊できる大規模な宿も多い。

栃尾温泉は、平湯川と蒲田川の合流地点に広がる温泉地。ほとんどが民宿で、川魚や山菜を使った山里料理でもてなしてくれる。蒲田川は渓流魚の宝庫で、釣りと温泉の両方が楽しめると釣り客には人気が高い。

栃尾温泉 荒神の湯(女湯)新穂高温泉は温泉郷の再奥部にあり、北アルプスの真下に位置する温泉地。槍ヶ岳や笠ヶ岳など、雄大な穂高連峰を目の前に望みながら入る、露天の湯はまた格別だ。

新穂高温泉の湯

東京から奥飛騨温泉郷へのアクセス

自動車:中央自動車道「高井戸IC」から「岡谷JCT」で長野道に乗り換え、「松本IC」まで約210キロメートル。国道158号で約47キロメートル、奥飛騨温泉郷の平湯温泉に到着。
鉄道とバス JR北陸新幹線「東京駅」から「長野駅」まで約1時間20分。JR篠ノ井線「長野駅」から「松本駅」まで約1時間。「松本駅」から奥飛騨温泉の平湯温泉まで、濃飛バス・アルピコ交通「高山・新穂高・平湯温泉〜松本線」で奥飛騨温泉郷「平湯温泉」まで約1時間半。

公式ホームページ:奥飛騨温泉観光協会

(バナー写真:新穂高温泉の湯) 
  写真提供:奥飛騨温泉観光協会

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