福島県 高湯温泉:心も体も癒やされる源泉掛け流しの湯【4】
Guideto Japan
・古きよき湯治場の雰囲気を現代に伝える
・野趣あふれる秘湯として人気が高い
・硫黄泉の源泉掛け流しを体験できる
・野趣あふれる秘湯として人気が高い
・硫黄泉の源泉掛け流しを体験できる
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湯治場の伝統を今に伝える名湯
吾妻小富士や浄土平など福島県の景勝地が続く磐梯吾妻スカイライン。その高湯料金所を出ると、吾妻山麓の標高750メートルに湧く名湯「高湯温泉」がある。2007年に開湯400年を迎え、山形県の蔵王高湯温泉、白布高湯温泉とともに「奥州三高湯」に数えられる。
高湯温泉の特徴は、温泉療養地としてのこだわりを持ち続けてきたこと。江戸時代に歓楽街としない取決めをし、湯治場としての伝統を守り続けている。観光開発が進む温泉地とは一線を画し、昔ながらの風情を色濃く残している。
源泉は地区内に9カ所あり、吾妻屋、玉子湯など8軒の湯宿と共同浴場「あったか湯」にそれぞれ供給されている。自然の高低差を利用してお湯を引いているので、全施設で「源泉掛け流し」が体験できる。源泉が異なるので湯温や湯の花などがそれぞれ異なるが、乳白色の硫黄泉というのは共通で、高血圧や動脈硬化、糖尿病に効能があるという。最低10日滞在すると効果が出てくるとの言い伝えがあり、長逗留がおすすめだ。温泉街のほぼ中心にある共同浴場は全て露天風呂で、男湯、女湯、貸し切り湯がある。
東京から高湯温泉へのアクセス
自動車:東北自動車道「川口JCT」から「福島西IC」まで約254キロメートル。一般道で高湯温泉まで17キロメートル。
鉄道とバス:JR東北新幹線「東京駅」から「福島駅」まで約1時間30分。福島駅からは約15キロメートル。福島交通バスで40分。タクシーで30分。温泉宿によっては福島駅からの送迎バスあり。
写真提供: 高湯温泉観光協会
(バナー写真:玉子湯の萱ぶき湯小屋内)