2025大阪・関西万博パビリオン紹介

カンボジアパビリオン

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アンコール・ワットの模型や天女の舞で「奇跡の王国」を体感

12世紀のヒンドゥー教の聖地で、ユネスコの世界文化遺産のアンコール・ワット遺跡で知られるカンボジア。舞踊や影絵芝居など9世紀発祥のクメール朝が生んだ伝統芸能もまた、ユネスコ無形文化遺産に登録されている。

約30寺で構成されたコー・ケー遺跡をモチーフにしたパビリオンは、アジア屈指の文化観光大国の魅力を紹介。アンコール・ワットの外観模型や、その回廊にある天地創造神話「乳海撹拌(にゅうかいかくはん)」のレリーフの複製品を展示するほか、神話の場面を再現する古典舞踊アプサラダンスを披露。きらびやかな衣装を身に着け優雅で繊細な動きの「天女の舞」は見る者の心を奪う。

文化財の展示の前には黄金色の水田が広がり、メコン川流域の肥沃(ひよく)な土壌に恵まれた農業大国であることもアピール。たわわに実る稲穂は、千年以上にわたって伝統と豊かな自然を守り続ける「奇跡の王国」を象徴し、「命を救う」というテーマを印象付ける。

  • セービングゾーン
  • ナショナルデー:7月5日(土)

取材・文=内山賢一、ニッポンドットコム編集部
撮影=黒岩正和(96BOX)、ニッポンドットコム編集部

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